マツダが日本未発売の「デミオセダン」を教習車として国内導入 新型「マツダ教習車」は5ナンバーサイズへ
マツダは、日本未発売の「デミオセダン」をベースとした新型車、「マツダ教習車」を発表しました。マツダは全ての車種が「人間中心」の開発思想のもと作られており、「マツダ教習車」では安全運転に求められる技量を早く修得できるようになっています。
新型「マツダ教習車」は「MAZDA2セダン(デミオセダン)」がベース
マツダは、新型「マツダ教習車」の予約受注を2019年4月24日より開始し、2019年5月27日に全国のマツダ販売店を通じて発売します。
教習生や指導員にとって扱いやすく、正しい運転技量の習得と安心・安全な運転ができることを教習車の理想と掲げ、これを追求した新型「マツダ教習車」は、アセアン、豪州などで販売されている「Mazda2セダン」がベースの教習専用車です。教習生が運転操作に早く慣れ、安全運転に求められる技量を早く修得できるクルマを目指して開発されました。
「人間中心」の開発思想のもと、正しい姿勢で容易に操作ができるように、自然に足を伸ばしたところに配置したペダルレイアウトを採用。また、アクセルペダル操作時に踵の位置がずれにくく、速度調整を容易にするオルガン式アクセルペダルの採用や、ステアリング上下・前後調整機構の標準装備により、さまざまな体型のドライバーにとって、操作しやすく疲れにくい運転姿勢を可能としています。
また、5ナンバー枠に収まるコンパクトボディは、初めて運転する人でも車両サイズや周囲の状況が把握しやすく、交通環境の中で正しく「認知、判断、操作」を習得するのに役立ちます。
さらに、動き出しから高速走行まで安定感のある走行性能を実現する「G-ベクタリングコントロール(GVC)」を採用。ドライバーの運転技量によらず、意のままの運転をサポートします。
パワートレインは1.5リッターガソリンエンジンの「SKYACTIV-G1.5」に、マニュアルトランスミッションの「SKYACTIV-MT(6MT)」と、オートマチックトランスミッションの「SKYACTIV-DRIVE(6EC-AT)」を組み合せています。これにより、運転操作に忠実に反応する滑らかな走行性能を実現しました。
加えて、シートや足回りのレイアウトを見直すことにより、指導員が長時間の講習を行っても疲れにくい座席としています。また、低燃費や耐久性の向上などにより、コスト軽減にも貢献しました。
マツダ教習車の発表について、マツダは以下のようにコメントしています。
「教習専用車を従来のアクセラからデミオセダンに変えた理由は、教習生が初めて乗るクルマとしての取り回しの良さを考えたときに、5ナンバーサイズがベストと判断したためです。
また、国内で販売しているハッチバックタイプでない理由としては、国が定める教習車の規定が全長4.4メートル以上でないとダメだったことが挙げられます。
今後、マツダ教習車の市販車を国内販売するかについては、現段階では回答できません。」
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新型「マツダ教習車」の価格は、6速MTモデルが消費税込みで187万5960円、6速ATモデルが消費税込み194万2920円で、駆動方式は2WDのみとなっています。
【了】
どっかの教習所が過剰気味に大量に買って一定台数を教習車上がりの名目で中古車に流してこないかなぁ…