SUVブームいつまで続く? 多様化したニーズに対し世界が求める次なるトレンドとは
2010年くらいから続いている「SUVブーム」。国内外の自動車メーカーから多様なSUVモデルが登場していますが、いつまでブームは続くのでしょうか。上海・ニューヨークのモーターショーから次なるトレンドが見えてきました。
いつまで続く? SUVブーム
近年の自動車業界では、世界的なSUVブームが続いています。日本、欧州、米国、中国など自動車市場の主要地域で開催されるモーターショーなどでは、新型車やフルモデルチェンジの発表が相次いでいるのです。
しかし、単純なSUVモデルというだけでなく、各社はスタイルやパワートレインなどで差別化を図っていますが、「SUV人気」は今後どうなるのでしょうか。
2019年4月、世界最大のモーターショーといわれる「上海モーターショー」や北米市場に向けたアピールの場となる「ニューヨークオートショー」が開催されました。
上海では、トヨタが人気コンパクトSUV「C-HR」の電気自動車(EV)を世界初公開。そのほかにも三菱、フォルクスワーゲン、アウディといったメーカーが電動SUVをお披露目するなど、「電動×SUV」がトレンドとなったショーです。
中国での新車販売は低調が続いていますが、EVの市場は盛り上がりをみせています。そこで、世界的に人気のSUVモデルを電動化することで、さらなる活路を模索しています。
一方、ニューヨークでは、従来モデルのフルモデルチェンジや改良が多く見られました。トヨタ自動車は、北米向けSUVの「ハイランダー」を6年ぶり、スバルも「アウトバック」を5年ぶりにフルモデルチェンジしています。
また、マツダは主力SUVモデルの「CX-5」に、同社が得意とするディーゼルエンジンを追加。米国市場に初めて投入するとしています。
ディーゼルモデルの投入について、マツダ関係者は次のように話しています。
「いまから8年ほど前から、米国市場でのディーゼルモデル販売を計画していました。しかし、ディーゼルエンジンに対してネガティブ問題もあった影響によって、ディーゼルモデルの人気が下落し、そして米国での規制強化などによって、時間がかかっていました」
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また、ニューヨークの会場では、メルセデス・ベンツ「GLC」やリンカーン「コルセア」、ヒュンダイ「ヴェニュー」などがお披露目されていました。
今回のモーターショーは、電気自動車(EV)の上海とSUV・ピックアップトラックのニューヨークというそれぞれの特色が表れています。
どこも同じ様なスタイルには飽き飽きしますが仕方ないかも。私の選択肢にはありませんね。