運転する人は酔わない? クルマ酔いしやすい人は知って損はない方法とは
大型連休の際は、長距離移動が多くなります。クルマ酔いをしやすい人は、乗る前の準備が大切のようです。
クルマ酔いしない方法とは
年末年始やお盆、GWなど大型連休の際には、家族や友人と一緒にクルマで出かける機会が多くなります。その際、気をつけたいのが「クルマ酔い」です。
平気な人は移動中の車内でも携帯画面を覗いていられますが、クルマ酔いしやすい人の場合、すぐに気分が悪くなってしまいますが、なぜその差は生じるのでしょうか。

人は日常のなかにおいて、常に自然とバランスを保っています。耳の奥にある三半規管内にリンパ液というものが存在し、それが体の傾きを察知して脳に信号を送り身体のバランスを保っているのです。
乗りものに乗っている場合、リンパ液が常に揺れている状態となるほか、自分はじっとしていても景色が変わるなど感覚のズレが生じます。この現象が「クルマ酔い(乗りもの酔い)」となり、あくび、冷や汗、顔面蒼白などの気持ち悪さなどを起こし、最終的に吐くなどの症状がでます。
しかし、同じようにクルマに乗っていても運転している人は酔いません。これはクルマの進行方向を意識して自然にからだがそれに対応しているからです。
後席の場合、前方の景色がわかりづらいため身体が対応できないことから、受身の状態だと酔いやすく進行方向がはっきりと見える座席にのほうが酔いにくくなります。
また、古くからのいい伝えでは「へそに梅干しを貼るとクルマ酔いが治る」というものがありますが、この方法は医学的根拠はないようです。クルマ酔いの対応方法について、耳鼻科を営んでいる先生は次のように話します。
「車内の空気がよどんでいたりすると、クルマ酔いをしやすくなります。クルマに乗り込んだらまず窓を開けて新鮮な空気を入れ替えることが重要です。
また、過度な飢餓・満腹状態は体調不良を伴うことから余計に気分が悪くなりやすいため、クルマに乗る前は食事に気をつけるほか、軽食や飲み物を準備していざというときに補給をしましょう。
運転している人にも、同乗者をクルマ酔いにさせやすい要素があります。乱暴な運転などは酔いを加速させる可能性もあり、ほかの人を乗せる場合は発進・停止時はペダルをゆっくり踏んで、ゆとりのある運転を心がけましょう」
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また、クルマでの長距離移動が予め予定されている場合などは、前日にしっかりとした睡眠を取ることも対策方法のひとつです。
【了】
Writer: くるまのニュース編集部
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