ランクル、サファリ、マービー…嗚呼懐かしのクロカン四駆5選

軽自動車初のクロカン車とRVブームの火付け役

●スズキ「ジムニー」

いまよりも小ぶりで軽量な車体でクロカン車としても優秀だった「ジムニー」

 軽自動車初のクロカン車として1970年に初代「ジムニー」は発売されました。

 当初は360cc直3の2サイクルエンジンを搭載していましたが、軽自動車の規格が変更となり、550ccの2サイクルエンジンに。1981年発売の2代目も2サイクルエンジンを搭載していましたが、環境対応が厳しくなり1984年には全車4サイクルのターボとなりました。

 さらに1990年に再度の軽自動車規格変更で、全車660ccに排気量アップされます。また、当初は商用車でしたが、後に乗用車に変更されます。

 ボディ自体は550cc規格時代のまま(全幅は1395mm)だったので、決して快適な室内空間ではありませんでしたが、むしろ狭い林道や、オフロードコースでは重宝されました。

 2代目ジムニーのデザインは現行モデルにも踏襲された直線基調なので、いまも高い人気を誇っています。

●三菱「パジェロ エボリューション」

迫力ある見た目だけでなく走りの性能も高かった「パジェロ エボリューション」

 1980年代から90年代の三菱は、モータースポーツへ積極的に参加して、ブランドイメージを高めていました。とくに世界ラリー選手権(WRC)に「ランサーエボリューション」を投入して、パリ-ダカール・ラリーのような長距離ラリーでは「パジェロ」が活躍していました。

 そのパジェロは1982年に初代がデビューし、1991年に2代目にフルモデルチェンジ。2代目パジェロはRVブームの火付け役ともいわれています。

 ボディは3ドアのショートと5ドアロングの2種類で、ショートには後部座席部分と屋根がキャンバストップの「Jトップ」がありました。

 このショートボディをベースに1997年「パジェロ エボリューション」を発売します。

 エンジンは3.5リッターV6ガソリンで、280馬力を発揮。トランスミッションは5ATと5MTが選べました。

 ボディも空力特性とオフロード性能の両立するように、大型フィン付リヤスポイラー、ステップ付サイドエアダムの採用や、車体の剛性アップ、アルミボンネットなどによる軽量化も図られていました。

 ほかにも専用デザインのバンパーと、大きく張り出した前後フェンダーは「エボリューション」の名にふさわしい迫力を演出。

 三菱はこのパジェロエボリューションをベースに1998年のパリ-ダカール・ラリーに参戦し、2位の成績を収めました。

【了】

1990年代に大人気だったクロカン四駆を画像でチェック(17枚)

【特設サイト公開中】マツダの今を、徹底取材。

画像ギャラリー

Writer: くるまのニュース編集部

【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー