レクサス最速? 進化した新型「RC F」はどこまで速くなったのか

レクサス「RC F」の乗り味は?

 実際に違いはあきらかでした。限界域でのコーナリングが研ぎ澄すまされました。試乗会は、アメリカのサーキットで開催されたのですが、度重なるドライブでタイヤは酷使されており、本来の性能を発揮できる状態ではありませでしたが、アンダーステアは軽微でしたし、コーリング中のアクセルオン操作に対して挙動が反応し。そこに進化の形跡を見た思いでした。

 実は新型RC Fには、さらにもうひとつのサプライズが準備されています。さらに軽量化をすすめ、限界性能を高めた「パフォーマンスパッケージ」を設定していることです。

 ボンネットやテールエンド下部のディフューザーをカーボン製にし、リアウイングを固定式にすることで可動式では必要だったモーターなどを省きました。カーボンセラミックブレーキやチタンマフラーの設定も軽量化に貢献しています。

レクサス「RC F」のマフラー

 これはほんの一例ですが、細部に渡ってこれまで見落としていた無駄を省くことで、信じられないほどの軽量化に結びついたのです。

 重心から遠く離れた前端や後端の軽量化は、中心部分の軽量化以上に効果があります。その細工は、旋回中のハンドルの切り増しなどに効果があり、クルマがクルリと回転しやすくサーキット走行も楽しみたい人には最適なマシンだといえそうですね。

 レクサスRC Fが誕生してから時が経ちます。素直でハイパワーな大排気量エンジンとFR駆動の組み合わせで稀少なジャンルを牽引してきました。これからも、走り屋の琴線を刺激していくことに疑いはありません。

【了】

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Writer: 木下隆之

1960年5月5日生まれ。明治学院大学卒業後、出版社編集部勤務し独立。プロレーシングドライバーとして全日本選手権レースで優勝するなど国内外のトップカテゴリーで活躍。スーパー耐久レースでは5度のチャンピオン獲得。最多勝記録更新中。ニュルブルクリンク24時間レースでも優勝。自動車評論家としても活動。日本カーオブザイヤー選考委員。日本ボートオブザイヤー選考委員。

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