2018年の燃費1位はハイブリッド車の元祖「プリウス」 最も燃費良いクルマを国交省が発表
軽自動車のトップはスズキ「アルト」
軽自動車部門では、スズキ「アルト」とマツダ「キャロル」が同率1位となりました。この2台は、スズキがマツダに対してOEM供給するクルマのため、同率トップとなります。
【軽自動車部門(JC08モード)】
1位:スズキ・アルト:37.0km/L
1位:マツダ・キャロル:37.0km/L
3位:スズキ・アルト ラパン:35.6km/L
4位:ダイハツ・ミラ イース:35.2km/L
4位:トヨタ・ピクシス エポック:35.2km/L
4位:スバル・プレオ プラス:35.2km/L
7位:スズキ・ワゴンR:33.4km/L
7位:マツダ・フレア:33.4km/L
9位:スズキ・ハスラー32.0km/L
9位:マツダ・フレア クロスオーバー:32.0km/L
また、4位のダイハツ「ミラ イース」は、同率のトヨタ「ピクシス エポック」、スバル「プレオ プラス」のOEM車です。
さらに、7位のスズキ「ワゴンR」とマツダ「フレア」もOEM関係にあり、軽自動車市場ではOEMが盛んに行われているために同率順位が多くなっています。
ハイブリッド車を除く普通・小型部門(JC08モード)のトップは、1位マツダ「デミオ(30.0km/L)」、2位はダイハツ「ブーン(28.0km/L)」、トヨタ「パッソ(28.0km/L)」となりました(ブーンとパッソはOEM関係)。
国土交通省によると、「ガソリン乗用車の平均燃費値の推移は1993年(平成5年)時点では11.0km/Lでしたが、エンジン効率などの技術革新の末に、2013年には20.9km/Lと大台に乗った」といいます。
その後、ハイブリッド車の普及によって、いまや40km/Lに近い燃費数値を出すモデルも増えてきました。しかし、燃費不正問題などさまざまな各自動車メーカーの不祥事が相次ぎ、カタログ燃費表示の信憑性は落ちているのが現状です。
いまの新車購入ユーザーは、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全装備に高い関心がもたれています。それでも燃費性能は家庭のお財布に直結するため、今後も各社の新型モデルではいかに燃費を向上させるかがポイントになるかもしれません。
【了】
実質的な燃費データが欲しいですね。50万円を超える電池を積んでいたら、燃費がいいのは当たり前。50万円分のガソリンを節約するには、プリウスでどれだけ走ればいいんだろうね。