トヨタ新型「スープラ」すでに完売!? 日本正式発売前にいったいなぜ?

新型「スープラ」アフターサービスはどうなる?

新型「スープラ」の運転席まわり

 GRのホームページを見ると、GRガレージの拠点が掲載されていますが、たしかに少ないです。車検の時など、車両を預ける期間が長引いたりしないのでしょうか。そこをGRガレージに尋ねました。

「新型スープラの整備ですが、GRガレージではない普通の店舗でも対応できる場合があります。また今後、GRガレージの拠点数を増やす可能性もあります」とのことです。

 普通のトヨタディーラーに尋ねると「点検や整備はGRガレージが担当」と返答されましたが、GRガレージでは「普通の店舗でも対応できる場合がある」といいます。普通のトヨタディーラーとGRガレージで、返答が一致しません。

 新型スープラの性格と国内の販売規模を考えると、おそらく点検整備はGRガレージが担当するでしょう。トヨタ車では特殊性が高く、スープラ専用のテスターなども必要になります。その割に販売台数が少ないため、全店が点検整備を担当すると効率が悪いです。GRガレージが集中的に行うと思われます。

 そうなると新型スープラは、ほかのトヨタ車に比べて、アフターサービスで面倒が生じる可能性があります。販売台数が少ないため、納期も極端に長いです。

 この事情はホンダ新型「NSX」に似ています。NSXも販売台数が限られ、購入や整備ができるのは「NSXパフォーマンスディーラー」に限られます。このディーラーも、1県に1店舗の地域があります。そしてNSXの納期は、現時点で8から10ヶ月と長いです。

 日本の自動車メーカーは規模が大きく、日本国内どこでも自由に買えて、ユーザーをむやみに待たせないこともメリットです。輸入車に比べると「お客様本位」の商売をしています。そこを考えると新型スープラは、国内販売ナンバーワンのトヨタ車としては、不親切なところが多いように感じます。トヨタの、というよりも、GRブランドのクルマと考えるべきでしょう。

【了】

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Writer: 渡辺陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、2001年にフリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を得意とする。

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