手動切替は不要? 普及しつつある「オートハイビーム」の過信が禁物の理由とは

「オートハイビーム」の過信は禁物

 実際に、状況に応じて『素早くライトが切り替わるか』、『対向車などを眩惑させる恐れはないか』をトヨタ「カローラ スポーツ」、日産「セレナ」、ホンダ「CR-V」を使ってJAFがテストを行いました。

『素早くライトが切り替わるか』については、テスト車が対向車の横をすれ違い後、ロービームからハイビームに切り替わる時間を測定。「カローラ スポーツ」と「セレナ」が約1.5秒に対して、「CR-V」は約3.46秒という結果ですが、「セレナ」は切り替えに若干の不安定さが見られたとしています。

 次に『対向車などを眩惑させる恐れはないか』のテストでは、対向車(乗用車)に対して約750m手前から切り替わり、バイクでは「カローラ スポーツ」の約480m手前から「CR-V」の約190m手前と差が大きいようです。

 また、3台ともに歩行者や自転車に対しては反応しなかったことが、テストの結果で明らかになっています。そのほか、街灯や反射式の標識・ガードレールなどがあると、正常に切り替えが行われない場合も。

作動スイッチは、メーカーや車種によって異なります

 ハイビームとロービームの自動切り替え制御には限界があるため、運転手は周囲の状況を確認しながら必要に応じて手動で切り替え操作を行う習慣をつけておく必要があります。
 
【了】

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