花粉が事故を引き起こす!? 車内に花粉を持ち込まないための対策法とは
日本気象協会から、今年の花粉飛散予報が発表されました。今季の花粉量は、前年に比べ増加傾向にあると予報されていますが、今となっては国民病とも言える花粉症の対策をしっかりと行い、クルマの重大事故を予防する事が大切です。
今年の花粉は例年より増加傾向に
2019年2月4日に北陸地方で春一番の発表があり、全国的に暖かい日が続いています。一部地域では3月から4月並みの平均気温を観測していますが、本格的な春を迎える上で心配になるのが花粉の飛散です。
現在、日本人の4人に1人が発症するとも言われている花粉症は、発症するとその不快感に意識散漫となり、集中力を奪われることでクルマの運転中に重大な事故を引き起こすことにもなりかねません。
日本気象協会によると2019年の花粉の量は、東北から近畿ではやや多く、中国地方は多い、北陸では多いかやや多い見込みとの発表もあるため、花粉症を患っている人にとっては辛いシーズンになる可能性があります。
例えば時速60キロで車を運転している時にくしゃみをした場合、まぶたを閉じる時間はわずか0.5秒でも、その間にクルマは約8メートルも進みます。実際に、2017年には愛媛県今治市で、花粉症による連続したくしゃみなどが原因で対向車線にはみ出したクルマが衝突死傷事故を起こした事例もあります。
また、花粉症の症状を抑える薬は眠気や集中力の低下などの副作用もあるため、ドライブ前に服用する際には注意が必要ですが、全国でロードサービスや交通安全の啓蒙活動を行うJAFによると、一番の対策は「車内に花粉を持ち込まないこと」であると呼び掛けています。
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