高さ制限のある駐車場でも格納可能! 車高1550mm以下のSUV5選
使い勝手に優れたSUVは、背が高いことも人気の理由の一つですが、しかし、駐車場の高さ制限の問題もあり、ある程度全高が低いほうが使い勝手が良いことも事実でしょう。そんなSUVに対する矛盾を抱えたニーズに合いそうな車高1550mm以下のSUVを選んでみました。
人気のSUV、でも駐車場の高さ問題が……
SUV(Sport Utility Vehicle)は、アメリカでピックアップトラックの荷台にFRP製ハードトップを載せてワゴンのようなルックスにしたことが起源とされています。現在では日常での使い勝手も良い乗用車ベースの「クロスオーバーSUV」が増えたことで人気カテゴリへと成長しました。
しかし、悪路走破性向上のために車高が高い4WDや、アメリカ市場向けに開発された大柄なボディーのSUVは、マンションの機械式駐車場や都心部のタワーパーキングに入らない場合もあります。
そこで、ここでは「SUVが欲しいけど駐車場に入れられない」人のために立体駐車場で制限を受けにくい全高1550mm以下のSUVを紹介します。
●トヨタ「C-HR」
トヨタ「C-HR」は、「世界戦略SUV」と謳うほどのコンパクトクロスオーバーSUVで、2018年の国内SUV販売台数第1位に輝いています。SUVの場合、見栄えが良いことや高級感のあるクルマが好まれる傾向にありますが、「SUV版プリウス」とも言われるC-HRは販売面で非常に健闘していると言えるでしょう。
「欧州の道で鍛え上げた、意のままの走り」というキャッチコピーを持つ同モデルは、プリウスと同じくTNGAプラットフォームを採用したもので、欧州各国の一般道を徹底して走り込んでセッティングされています。
パワートレインは、98PSを発生する1.8リッター直列4気筒エンジンと72PSのモーターを組み合わせたハイブリッドと、116 PSを発揮する1.2リッター直列4気筒ターボエンジンの2種類から選択可能(4WD車は1.2リッターのみ)です。また、エクステリアにおいては、SUVでありながらスポーツクーペに似たデザインとされており、「ほぼラフスケッチのまま実現した、独創的なフォルム」とされています。
気になるC-HRの全高は2WD車で1550mmですので「機械式駐車場」と呼ばれる立体駐車場でも入庫可能な場合が多いでしょう。残念ながら4WD車の全高は1565mmとなっていますのでこちらは制限に引っ掛かる可能性があります。
●マツダ「CX-3」
2015年登場のマツダ「CX-3」は、マツダの「SKYACTIV TECHNOLOGY」とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面採用し人気車種となりました。発売当初は1.5リッター直列4気筒 直噴DOHCディーゼルターボエンジンのみの展開で、日本国内で販売されていた唯一のディーゼルエンジン乗用車でした。
2017年には148PSを発する2リッター直列4気筒直噴DOHCガソリンエンジン車も追加され、2019年2月現在では150PSの2リッター直列4気筒直噴DOHCガソリンエンジンと、116PSの1.8リッター直列4気筒直噴DOHCディーゼルターボエンジンが選択可能となっています。
2018年のマイナーチェンジでは次世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」が一部取り入れられ、サスペンション周りの改良や4輪への接地荷重を最適化してスムーズで効率的な車両挙動を実現する「G-ベクタリングコントロール」の最適化が行われました。
この最新版CX-3も全高は1550mmですので、一般的な機械式駐車場の高さ制限もクリアできます。