ボルボ新型「S60」が2019年秋に日本導入 特別モデルを一足お先に初披露

2019年秋にボルボ新型「S60」が日本に導入される予定ですが、最上級モデルとなる「S60 ポールスター エンジニアード」が一足お先に報道陣に公開されました。

3代目となるボルボ新型「S60」の特別モデルが初公開

 ボルボのセダンの新型モデル「S60」の特別モデルが、導入に先駆けて報道陣にお披露目されました。

 今回公開されたのは、ボルボのスペシャリティ部門であるポールスターが手がけた「S60 ポールスター エンジニアード」で、3代目となる新型「S60」の最上級グレードです。

ボルボ新型「S60 ポールスター エンジニアード」

「S60 ポールスター エンジニアード」の外観は、T字のトールハンマー型LEDヘッドライトが取り入れられ、最近のボルボ顔に一新されました。

 内装は、上質感のあるデザインの中に、ナビゲーションや空調などの設定できる大型タッチパネルが採用され、洗練さと先進性が共存する空間としました。さらに、サイドサポート付きのスポーツシートに、ヤンチャな走りを予感させるようなゴールドのシートベルトが取り入れられているのがアクセントになっています。

 搭載されるエンジンは、スーパーチャージャーとターボチャージャーを搭載した2リッター直列4気筒エンジンにモーターを組み合わせたプラグインハイブリッド。328馬力のエンジン出力と87馬力のモーター出力で、システム合計415馬力という圧倒的なパフォーマンスを誇るといいます。

 走りにもこだわり、足回りをオーリンズのダンパーやブレンボのブレーキで強化。19インチアルミホイールからチラリと覗くゴールドのキャリパーは、ブレーキ性能もさることながら外観の印象を引き締める役割も果たしています。

国内でも注目を集めるボルボ車 販売台数も増加

 ボルボといえば、「XC60」「XC40」が2年連続で日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したことで注目を集めるとともに、2018年の新車登録台数は1万7389台で前年比110.4%と販売台数を増やしています。

ボルボ新型「S60 ポールスター エンジニアード」

 SUVの「XC」シリーズに加え、2018年9月に導入されたステーションワゴンの新型「V60」など、プラットフォームを一新した新世代モデルが売れ行き好調とのことです。

 ボルボのセダンで日本に導入されているのは「S60」のみとなりますが、輸入車セダンではメルセデス・ベンツ「Cクラス」やBMW「3シリーズ」、アウディ「A4」などのドイツ御三家が優勢の中、ボルボ新型「S60」はドイツ車セダンとは一味違った落ち着きや温かみが魅力といえます。

 新型「S60」の日本導入は2019年秋を予定していて、「S60 ポールスター エンジニアード」は20台前後の限定車として販売されることになるようです。

 新たな輸入車セダンの選択肢として、ボルボ新型「S60」の日本上陸を楽しみに待ちたいと思います。

【了】

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