ミシュランに聞く! 日本には日本のスタッドレスは都市伝説?
日本は特殊な雪国でその路面で使うスタッドレスタイヤは非常に過酷な状況で使用しなくてはなりません。フランスのタイヤメーカーミシュランは、82年に日本で初めてスタッドレスタイヤを販売し、90年代からは日本で開発を行っています。
札幌のタクシーの7割以上が某国産スタッドレスってどう思います?
まだ寒いですね! 愛のおクルマ伝道師、小沢コージです。実は先日行った雪道試乗会でラッキーにも仏タイヤメーカーのミシュラン関係者に遭遇したので、長年の素朴な疑問をぶつけてみました。それは日本の大手タイヤメーカーがうたう「日本の雪道には日本のスタッドレス!」は本当か? です。
確かに日本は特殊な雪国で、海沿いで湿気が多いため気温の割に降雪量が多いです。したがって摂氏0℃付近で作られるミラーバーン、要するに凍っては解け、解けては凍るを繰り返した上、走るタイヤで磨かれた鏡のような凍結路面が多いのです。特に交通量の多い北海道札幌は物凄い状況になってます。
プロドライバーの中には「真冬のススキノ交差点が世界で最も過酷な凍結路だ。スタッドレスはここでテストするしかない」と言い切る人もいるほどです。
結果、主に日本で開発された日本向けのスタッドレスが存在します。中でも有名なのはブリヂストンのブリザックシリーズで公式には堂々「雪道装着率NO.1」「北海道札幌市タクシー装着率73.1%」「1034台のうち756台がブリザックを履いていました」という挑戦的な文言が記されています。そこで今回はあえてミシュランに直撃します。
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