KYMCO台湾二輪市場で19連覇達成

台湾二輪車メーカーKYMCOは、台湾市場において19年連続販売台数1位を獲得しています。19年間で500万台以上の新車を販売。

19年間の台湾累計販売台数は500万台突破

 KYMCOは、2018年に台湾二輪車市場新車販売数で第一位を獲得し2000年から19連覇を達成しました。19年間の台湾市場累計新車販売台数は509万2396台と、500万台の大台も突破しています。

KYMCO 「Racing S 125」

 KYMCO設立55周年の節目となる2019年は、年間販売台数33万6000台、販売シェア45%を目標に台湾市場20連覇を目指しています。

 今回台湾市場でのシェア19連覇を達成したキムコジャパン広報室の伊庭さんに販売台数や内訳等お伺いしました。

2019年台湾市場販売目標台数発表の様子

「2018年台湾国内での燃料別二輪販売台数は、85万5137台。内訳はガソリン車77万2660台、電動車8万2477台で、うちKYMCOの実績は30万1918台です。また、ブランド別市場占有率は、KYMCO 35.30%、ヤマハ 25.40%、SYM 21.30%、その他 8.40%、PGO 4.40%となっています。

 125ccの台湾市場実績は、販売台数44万3987台で二輪市場全体の51.92%です。そのうちKYMCOの占有率は、40.51%(17万9842台)でSYMとヤマハの約11万台を大きく上回っています。

 日本での販売台数の推移(前年比等)は、二輪販売昨年対比 155%、ATV販売昨年対比 330%となっています。また、2016年の世界販売台数は122万台です」

 台湾二輪市場20連覇に向けて開催された記者発表会では、KYMCOの代表的スクーター『FAMOUS(名流)』の新型『FAMOUS 新名流125』を発表(日本での販売予定は未定)。省燃費の新設計エンジンや楽にかけられるセンタースタンド、低いシート高と大きなラゲッジスベースといった装備を備えながら、6万1600台湾ドル(約218,000円~)に価格を設定されています。

 日本と同様に多くの二輪メーカーが存在するイタリアでは、2018年2万2855台のスクーターを販売し2017年に続きイタリア二輪スクーター販売において第3位を獲得しています。

 2018年販売台数と2017年の販売比率は、1位ホンダ3万9208台(昨年比-1.75%)、2位ピアジオ3万3772台(昨年比+8.2%)、3位KYMCO2万2855台(昨年比+15%)、4位ヤマハ1万5982台(昨年比-11.6%)です。

【了】

販売台数拡大を図るKYMCOの写真を見る(3枚)

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