世界中でSUVブーム継続中 ボルボ「V60」の登場でステーションワゴン時代再来なるか? 

日本市場を重要視したサイズ感

 今回、そんな「V60」に乗って、東京から函館までドライブするという機会に恵まれました。試乗用車両には、スタッドレスタイヤが履かされていましたが、ピレリ「WINTER SOTTOZERO3」という非常にレアなタイヤな上に、45扁平の18インチというサイズだったのです。

 スタッドレスタイヤは、接地面積の広い幅広サイズの方が有利ですが、ラウンドしたショルダーを見ると、「本当に大丈夫?」とどうしても思ってしまいます。

 今年は、暖冬の影響もあって、青森までの道中で積雪があったのは、鹿角八幡平から青森市内までのわずかな空間で試乗はほぼ乾燥路でした。ですが、約700kmという距離は新生「V60」の魅力を知るには十分な距離であったと思います。

 試乗したグレードは、「T5 インスクリプション」。ガソリンエンジン搭載グレードの上位モデルです。パワーユニットは2リッター直4ターボ(最高出力197kW/253ps、最大トルク350Nm/35.7kgm)という、ボルボが誇るダウンサイジングターボを採用。このエンジンをベースにしたハイブリッドモデルもほかにラインナップされています。

 新型「V60」の特徴のひとつに、そのボディサイズが挙げられます。全長4760mm×全幅1850mm×全高1435㎜というボディは、ライバルのメルセデス・ベンツ「Cクラスワゴン」やBMW「3シリーズ」です。

日本市場のニーズが反映されたボディサイズ

 ボルボによれば、「V60」のサイズ決定には日本市場のニーズが強く反映されているということで、機械式立体駐車場の枠にギリギリ入る大きさということでした。

 さらに、ラゲッジスペースはその外観から分かるように、明らかに拡大されています。実際に数値に表すと、先代よりも99リッターも大きくなっているとのことで、実用性の点でもボルボ・エステートは復活しています。

 さて、走り出して思うのは、この2リッターターボのユニットの味です。十分なパワーとトルクを感じることはできますが、そのフィーリングはお世辞にも楽しいとは言えません。どちらかというとザラっとした感じの回り方で、昨今他社でもよく積んでいる2リッターダウンサイジングターボにありがちなフィーリングでした。

 ただ味は多少悪くても、パワーウェイトレシオで考えれば、これだけ大きなボディでも2リッターで十分快適に走ってくれます。アクセルをぐっと踏み込めば、「V60」は、スポーティな一面も見せてくれます。700kmに及ぶロングコースの中でも、力不足と感じたシーンは一度もありません。

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