重視するのは「機能性?それとも見た目?」 トヨタ86カスタムへの道【足回り編】
市街地からサーキットまで快適ドライブ
設定の範囲が40段階も選べてしまう。その部分に一番の魅力を感じ、スポーツサスペンションキットの装着を決めます。
正直なところ、心のどこかでは「きっと私(先川知香)レベルでは、その微妙な違は分からないのだろうな」と思いながらも40段階のちょうど真ん中、このサスペンションの出荷時の状態で、愛車に乗り込むことになりました。
まずは、助手席から、装着後の調子を見るために、桑原氏のドライブで試乗体感。すると出発してすぐに、路面のギャップが内臓に伝わってくるだけでなく、道路を走っているのだという感覚を足の裏にひしひしと感じます。
「ちょっと・・・酔ってきました」これは、決して桑原氏の運転が荒かったという訳ではなく、それほどまでに乗り心地に変化があったのです。
そして、ドライバーチェンジ。自分で運転席に座ってみると、先ほどまで助手席で感じていたダイレクトすぎる路面の感覚が一気に楽しいものになり、今までとは一味違う車体の安定感とクイックな操作性に感動するレベルになります。
これまで以上に、サーキットを走ってみたいというワクワク感が込み上げてきました。とはいっても、とりあえず私(先川知香)が当分走るのは公道です。
助手席に人を乗せることもあるので、調整を5段階緩めてもらい乗り心地重視仕様に設定。これから、自分好みのセットアップを見つけていきたいと思います。
【了】