大根も切れる威力に注意! 子どもが危険「パワーウィンドー」の挟み込み事故を防ぐ方法とは
事故を防ぐための装備・方法
車種やクルマのグレードによっては、パワーウィンドーの事故を防止するための安全装置が装備されています。
一般的に、「挟み込み防止装置」などと呼ばれるもので、窓ガラスが閉まる途中で異物が挟み込まれたことを感知するとモーターを急停止・反転作動させ、窓ガラスを強制的に5cmから10cm程度開け下げる機能です。
しかし、車種によっては全席に装備されておらず、また挟み込み防止機能が作動しないことがあることもよく理解しておかなくてはなりません。
たとえば、「パワーウィンドーのスイッチをONのまま引き続けると挟み込み防止機能が働かないことがある」、「窓を確実に閉める必要があるため閉まりきる直前に指などを挟んだ場合には感知できない領域がある」などです。
パワーウィンドーによる事故防止について、JAFは「後席や助手席に子どもを乗せた状態で、運転席からの操作で窓ガラスを閉めるときは、必ず声がけをして注意を促すように」と呼びかけています。
また、パワーウィンドーと同様に、電動スライドドア、電動サンルーフ、電動テールゲートなども挟まれる危険性があり注意が必要です。
さらに、乳幼児や小さな子どもは、チャイルドシートに座らせることで、手や首が窓などに届かないようにします。子どもが同乗する際には、運転席にあるパワーウィンドーのロックスイッチをONにすることを覚えておきましょう。
【了】
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