雪と戯れられる頼もしい相棒! ボルボ「XC40」はデザイン以上に中身で勝負できるSUV

2018年3月の発売以来、好調な販売を記録している輸入SUVがあります。それがボルボの「XC40」です。多くのユーザーが納車を心待ちにしている状況の中で、ロングスノードライブを体験できる幸運に恵まれました。今回はその中で改めて感じた、異色のボルボSUVの魅力をお届けしたいと思います。

デザインでも性能でも優れた1台

 マルチパーパスを標榜するSUVにとって、舗装路以外でもっとも身近な路面のバリエーションとなるのは雪道ではないでしょうか。そして多くのユーザーにとって、その雪道を快適かつ安全に走れることは、SUVにおける性能評価のひとつになっています。

 日本の山中によくあるフラットダートも、そういうシチュエーションのひとつですが、路面のμが低く、圧倒的に危険度が増す雪道の方が、そのクルマの性能がより顕著に分かります。

雪道でも頼れる存在だったボルボ「XC40」

 今回、試乗したボルボ「XC40」は、『2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤー』を見事に受賞しました。受賞理由については公式HPに記述されていますが、かみ砕いて言い直せば、「安全性や運動性能はこれまでのボルボ車同様だけど、エクステリアデザインはボルボっぽくなくて素敵」というような感じです。

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 たしかにここ数年、同社が築き上げてきたデザインプトロコルとは若干異質なもので造り上げられており、他モデルに比べるとポップな雰囲気が漂っています。

 他のCセグメントSUVやクロスオーバーを見回してみると、たしかに個性派揃い。王道のフォルクスワーゲン「ティグアン」は別として、「MINIクロスオーバー」、プジョー「3008」、ルノー「カジャ」、ジープ「レネゲード」など、一筋縄ではいかなそうな顔つきのSUVが勢揃い。

 そんなライバルひしめく激戦市場の中でも、ボルボの「XC40」は異彩を放っており、同時にボルボらしい育ちの良さも身に付けているわけですから、“デザイン買い”するユーザーが多いというのも頷けます。

 インテリアのセンスも抜群です。インパネ回りのデザインは、「XC60」や「V60」などと共通の9インチタッチパネルをコアにしたインターフェイスを構築。テスラのそれにどことなく似ていますが、それよりも人間に優しい温かみもきちんと残されているのです。

 よく「スカンジナビアンデザイン」と評されることが多いボルボ車のインテリアですが、エアコンディショナーの吹き出し口の意匠などはアールデコを彷彿させ、こと「XC40」に関しては、木製ではなく格子デザインの加飾メタルパネルを配していることから、一層その雰囲気が際立っています。モダンなインテリアですが、どこかで一息つけるのは、そうした懐古的な部分があるからかもしれません。

 ただし、このインターフェイスは諸刃の剣です。シンプルなのに多機能な反面、機械嫌いにはエアコン操作さえもままなりません。これはオーナーのデジタルへの対応力によって異なると思いますが、日常的にガジェットを活用していない層にとっては、「XC40」のインターフェイスにはいささか慣れるのに苦労します。

 とくに、各機能がどの階層に入っているかを理解するのには、なかなか『直感的』とはいきません。もちろん恐ろしく複雑…というわけではありませんが、デジカメのメニューくらいの覚悟はしておいた方がいいです。

 ボルボ「XC40」は全グレードとも、全長4425mm×全幅1875mm×全高1660mm、ホイールベース2700mmという日本市場における最大のライバルであるトヨタ「C-HR」より若干大きなボディを持っています。

ボルボのなかでは、コンパクトサイズながらしっかり居住性や積載性を確保している

 日本は都市部でも郊外でも決して道路に余裕がなく、日常的に乗るのであれば、Cセグメントはベストなチョイスといえ、全幅は「C-HR」よりも100mmも大きいため、運転席や助手席に人が座ったときでも圧迫感がありません。

 格上の「XC60」とほぼ同じ、空間のゆとりを感じることができます。ラゲッジスペースも外見から想像する以上に実用的で、機内持ち込み可能なスーツケースなら4つは収納可能できます。

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