日産「リーフ」が航続距離570キロを実現! 長距離走れるハイパフォーマンスモデル「e+」登場
日産の電気自動車「リーフ」に、新モデルの「e+」が追加されます。大容量のバッテリーを搭載し、570キロ(JC08モード)のロングドライブが楽しめるようになりました。
大容量バッテリー搭載で航続距離が大幅に伸びた日産「リーフ e+」
日産の電気自動車「リーフ」に、航続距離を向上させたハイパフォーマンスモデル「リーフ e+(イープラス)」が追加されました。
今回追加された「リーフ e+」は、62kWhの高性能リチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離は570km(JC08モード)と長距離の走行が可能になりました。標準仕様の「リーフ」は40kWhのバッテリーで400キロ(JC08モード)走行できるので、走行可能距離は約1.4倍伸びたことになります。
また、最高出力は160kW(標準仕様比+45%)、最大トルクは340Nm(標準仕様比+20Nm)を実現し、高速走行時の加速性能も大きく向上しています。
新型バッテリーは最大出力100kWの急速充電に対応することで、従来の50kWで急速充電した場合と比べて、より短い時間で充電することができるようになり、使い勝手も良くなりました。
「リーフ e+」専用のスポイラーや充電ポートを採用
外観のデザインは、空力性能を考慮した流線形のボディラインや、多くの日産車に取り入れられている「Vモーショングリル」、ブーメラン型のリアランプなどの標準仕様の「リーフ」の特徴に加え、「リーフ e+」ではフロントバンパー下部にブルーのリップスポイラーを追加し、充電ポートに「e+」のロゴを取り入れているなど、専用パーツが装着されています。
内装は、標準「リーフ」と同様に広々として上質な室内空間とし、シートやドアトリムなどにブルーのステッチを施して、電気自動車のクリーンなイメージを表現しました。
先進技術として、「リーフ e+」には、標準仕様の「リーフ」と同様に、高速道路の同一車線で先行車との距離を一定に保って走行する「プロパイロット」と、スイッチ操作で駐車時に必要な操作を自動制御する「プロパイロットパーキング」が設定されています。車線逸脱防止支援システムや車線逸脱警報、緊急ブレーキ、後側方車両検知警報なども搭載されました。
さらに、アクセルペダルだけで加減速や停止をコントロールする「e-Pedal(イーペダル)」も設定していますが、「リーフ e+」ではイーペダルの制御を車両重量に合わせて最適化するとともに、後退時の制御を見直して駐車時などの操作がスムーズに行えるようになりました。
「リーフ e+」はコネクテッドサービスも充実し、ドライバーはクルマやコミュニティとつながることができます。また、クルマのバッテリー残量の確認や充電のタイマーセット、充電施設の検索、乗車前のエアコン作動などを専用スマホアプリから行うことが可能です。
世界一売れている電気自動車「リーフ」のラインナップが拡充
2010年に登場した日産「リーフ」は、2017年9月にフルモデルチェンジして2代目となった現行モデルも含めて、これまでにグローバルで38万台超の販売を達成し、世界で一番売れている電気自動車としての地位を確立してきました。
「リーフ」のラインナップは、標準仕様に加えてスポーティな走りが楽しめる「リーフNISMO」、そして大容量バッテリー搭載した「リーフ e+」が今回追加され、多様化するユーザーの要望に応えるべく3タイプから選べるようになりました。
日産自動車 副社長のダニエラ・スキラッチ氏は、「新たに『リーフ e+』を追加したことで、『リーフ』ならではの力強くワクワクするドライビングや優れた航続距離などの魅力をより一層高め、お客様はより幅広いラインナップの中からニーズに合った『リーフ』を選択できるようになりました。ラインナップを拡大した『リーフ』は、効率的で持続可能なモビリティ社会の実現に向けて、引き続き重要な役割を担っていきます。」とコメントしました。
航続距離が伸びて使い勝手が向上した「リーフ e+」の価格(消費税込)は、416万2320円から472万9320円で、2019年1月23日に発売されます。なお、米国では2019年春、欧州では2019年半ばに発売される予定です。
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