新車時の装着率9割以上 当たり前につけているフロアマットはなぜ標準採用にならない?
衛生面にも配慮された高機能な製品も
単純な用途以外に、デザイン製や快適性を向上させる機能を持つフロアマットを展開している場合もあります。
輸入車メーカーのフォルクスワーゲンでは、花粉やダニなどの「アレル物質」を吸着させるほか、悪臭の原因となるホルムアルデヒドや大気汚染物質の分解や繊維上の黄色ブドウ球菌などの雑菌増殖を抑制するなど、車内の衛生面を考慮した機能をもつフロアマットもラインナップするといいます。
フォルクスワーゲンはフロアマットの種類について、「車種によりますが、3から4種類用意しています。『プレミアムクリーン』という車内の衛生面を気にする方向けの製品やクルマのキャラクターに合わせたデザインのものがあり、コンパクトカー「ポロ」のようなモデルであれば花柄デザイン、スポーツモデル「GTI」であれば、スポーティさを演出したものを選択できます」と話します。
フロアマットは、単なる汚れ防止に留まらず、機能性やデザイン性も向上させるアイテムのようです。また、純正品と汎用品の違いでは、専用設計された純正品はズレにくくペダル操作を邪魔しないような安全性がしっかり考えられています。
しかし、汎用品は適切な固定やサイズの適性によってペダルに引っかかるなどの危険性もあり、汎用品を選ぶ際はズレやペダル干渉しないかを確認するか、専用設計の社外品を選ぶことが重要です。
【了】
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