正式発表前にトヨタ 新型「スープラ」試乗! 注目の国産スポーツその特徴とは

BMWとの共同開発で話題のトヨタ新型「スープラ」。プロトタイプモデルの試乗で体感した走行性能をジャーナリスト・国沢光宏氏がレポートします。

プロトタイプでも垣間見える純粋なスポーツカーらしさ

 2019年1月14日のデトロイトショー2019でいよいよ正式発表される新型「スープラ」ですが、『その前に味見だけでも』とばかりに、プロトタイプ試乗会が国内のサーキットで行われました。

 試乗用に用意された新型「スープラ」は、発表前からいろいろなメディアで取り上げられている、例の迷彩ステッカー仕様です。さらに最高出力まで未公表というミステリアスな状況でハンドルを握ります。兄弟車であるBMW 新型「Z4」と同じエンジン搭載であるなら、340馬力程度でしょうか。

素性の良さをキッチリ感じさせてくれた新型「スープラ」

 クルマのスペックも解らないため、とにかく試乗と行きましょう。ドアを開けると乗降性に若干影響与えるくらい太いサイドシルが現れます。乗降性よりボディ剛性を考えるのは正解だと思います。セミバケットタイプの居心地良いシートに座り、ブレーキ踏んでプッシュボタン押す。騒音規制がドンドン厳しくなっているためか、始動時のエンジン音は案外静かです。

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 シフトレバーのDレンジをセレクトし、標準モードで走り出します。コースインし、挨拶がてらの全開走行。すると当然ながら必要にして十分なくらい速いです。1速、2速は瞬間に吹けきって3速へ。新型「スープラ」は、8速トルコンATのみの設定。ツインクラッチと少し違く、シフトアップに若干のタイムラグありますが滑らかです。

 気になる車重は、海外メディアによれば1300kg台後半から1400kg台の後半と案外軽く、340馬力/450Nm程度のエンジンと組み合わされれば元気一杯です。ためしにコーナー立ち上がりでアクセルを床まで踏み込んでみたら、瞬時にテールが横に流れました。前後の重量配分を50対50にしてあるため、流れた時の反応は超シャープです。

 横滑り防止装置をオフしたら、その場でスピンしそうな勢い。極端に言えばレーシングカートや、何度か試乗したことのあるフォーミュラカーのような鋭さです。滑った時にどうなるか何度もチェックしてみると、少しばかり手強い感じですが、試作車なのでスピンさせるワケにはいきません。

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