「すごい火災事故…」 大型車が「爆発・炎上」する瞬間を公開! 新東名のトンネルで発生した“大惨事”の一部始終… 一体何があった? “車両火災”多発でNEXCOが注意を呼びかけ

NEXCO中日本 東京支社は公式SNSで、「車両火災」に関する注意喚起動画を公開しました。

カーキャリアが「爆発・炎上」

 NEXCO中日本 東京支社は2025年6月17日、公式SNSを更新。高速道路上での「車両火災」に関する注意喚起動画を公開しました。
 
 いったい何があったのでしょうか。

 動画は3車線あるトンネル内を道路カメラが捉えたものです。映像の上部に「E1A 和田島TN 下」とあることから、新東名高速の下り線、清水PA〜新清水JCT間に位置する「和田島トンネル」内とわかります。

 映像が始まるとまもなく、乗用車を6台積んだ満載状態の大型カーキャリアが第一走行車線を走行しているのが確認できます。

 やがてカーキャリアはハザードランプを点灯させ、速度を落としながら左側へ寄り始めます。この時点で、最後部からは激しい火花が散っており、白煙も同時に上がっていました。

 それでも車両はなんとか路肩への停車に成功します。このとき、カーキャリアのすぐ後方にはハザードを点灯させた大型トラックが非常に近い車間距離で追走しています。

 映像ではわかりませんが、カーキャリアのドライバーに対し、パッシングやクラクションなどを通じて、異変を伝えていた可能性があります。

画像はイメージです(画像:PIXTA)
画像はイメージです(画像:PIXTA)

 停車から約15分後の映像に切り替わると、路肩にはカーキャリアだけが残されており、ほかの2車線では依然としてクルマが流れ続けていました。カメラが車両後部へズームすると、右後輪付近から炎が上がっているのが確認できます。

 さらにその25分後、状況は一変します。

 カーキャリアは積載していた6台のクルマもろとも真っ赤な炎に包まれ、濃い煙がトンネル内に広がっていました。映像は数回にわたって赤い閃光が走り、複数回の小規模な爆発が起きていたとみられます。

 このタイミングでトンネルへの進入禁止措置が取られたようです。

 その1分後には煙がトンネル全体に充満し、視界は完全に失われました。カメラ映像も次第に暗くなり、それ以降の状況は不明となっています。

 これはトンネル内で実際に発生した車両火災の一部始終を記録したもので、この衝撃的な映像とともにNEXCO中日本は「高速道路での車両火災が多発しています。エンジントラブルやタイヤバーストに起因するものなどさまざまです。日頃の車両点検を欠かさず出発前の点検もお願いします」と警鐘を鳴らしています。

 トンネル内での火災は、煙の充満が速く避難経路も限られるため、一般道と比べてより深刻な事態につながりやすい傾向にあります。

 出発前の点検はもちろん、走行中の異音・異臭・振動といった変化にも早めに気を配ることが、被害を最小限に抑える第一歩となります。

 なお総務省消防庁が2026年5月に発表した「令和7年(1〜12月)における火災の状況について」によると、2025年に国内で発生した総出火件数は4万783件で、そのうち車両火災は約9%となる3692件を占めていました。

 車両火災の要因はさまざまですが、主に「車両トラブル」と「積載物からの出火」に分類されます。

 車両トラブルではオイル漏れや燃料漏れ、ヘッドライトなどの配線のショートなど、クルマの劣化やメンテナンス不足に起因するパターンや、粗悪な修理や素人による後付けのカーエレクトロニクス製品を取り付けたことで、火災につながることもあります。

 さらに走行前の点検を怠り、タイヤの空気圧が不足しており、タイヤがたわんで発熱しバースト後、そのまま走行を続けたことで、ホイールが削れて火花が散り、火災に至るケースがあります。

 積載物では、産業廃棄物から出火したり、スプレー缶やライター、モバイルバッテリーなどが出火したりする場合もあります。

 日頃の点検整備だけでなく、燃えやすいものがないかも定期的にチェックしたほうがよいでしょう。

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