ドゥカティ「1299パニガーレRファイナル・エディション」 最後の1台出荷【EICMA2018】
ドゥカティは、「1299パニガーレRファイナル・エディション」最後の一台を出荷し、L型2気筒からV型4気筒モデルにスイッチします。
L型2気筒最強モデル最後の出荷!
ドゥカティ「1299パニガーレRファイナル・エディション」は、EICMAにおいて最後のお披露目となり、先日最後の1台が、ドゥカティ・ストアに向けて出荷されました。
ファイナル・エディションは、スーパーバイク世界選手権で数多くの勝利に輝き、ドゥカティの歴史にその名を残すエンジンに敬意を表して排気量と同じ1299台(シリアルナンバー付きの限定生産)製作されたモデルです。
1299スーパーレッジェーラのエンジンから派生したスーパークアドロ・エンジンのファイナル・エディションは、1285cc水冷L型2気筒、最高出力209psを発生します。
ドゥカティ・コルセによって開発されたコンパクトなモノコック構造は、エアボックスを一体化することで、乾燥重量を168kgに抑えています。また車体には、オーリンズ製のメカニカル・サスペンションが組み合わされ、さらに今シーズンまでスーパーバイク世界選手権に参戦していたパニガーレRと同じ仕様の、ツインサイレンサーを備えるアクラポヴィッチ製コンプリート・オールチタニウム・エグゾースト(ユーロ4規制に適合)を装着しています。
エレクトロニクス・パッケージは、ボッシュ製慣性測定ユニット(IMU)に加え、ABSコーナリング、ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)EVO、ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)EVO、エンジンブレーキ・コントロール(EBC)を搭載しています。これらのシステムは、選択されたライディング・モード(レース、スポーツ、ウェット)に合わせ初期設定がされており、ライダーの好みや周囲の状況に合わせて設定を変更することも可能です。
最先端の技術やイタリア国旗を模したトリコローレ・カラーに施された1299パニガーレRファイナル・エディションは、歴史に残るモデルの1台になるでしょう。また、「1299パニガーレR」の魂を引き継ぐ「パニガーレV4R」は、 MotoGPから直接フィードバックされたテクノロジーを投入することで、ドゥカティの頂点に今後君臨する最強モデルです。
「1299パニガーレRファイナル・エディション」の価格は、455万円(税込)です。
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