免許取得者も全部知ってるは少数派? 「規制標識」だけわかってもダメ!道路標識の役割や設置理由とは

道路を利用する人や運転者が必ず見かける道路標識。実は、設置場所によっていろいろな種類が存在し、交通を円滑かつ安全に通行するための大切な設備なのです。

よく見かける道路標識には多くの種類が存在

 普段、道路を利用していると必ず目にする道路標識。これは、一般道や高速道路を通行するあらゆる人やクルマに対して、安全かつ円滑な交通ルールを図るための設備です。

方面や方向、道路名を伝える「案内標識」

 道路上の制限を表すものや行き先を示すものなどさまざま種類が存在し、各標識はいくつかの種類に分けることができます。

 具体的には、進行方向上の危険を知らせる『警戒標識』や速度制限・車格制限・通行止めなどを指定する『規制標識』など、利用者に対して注意や規制を促すもの。都道府県などの境にある県名表記や「日本橋 10km」といった方面や距離を示す『案内標識』や横断歩道や安全地帯など設置物や駐車可能場所・停止線などを知らせる『指示標識』といった道路上の情報を伝えるものがあります。

 それ以外にも、上記の標識を補足するものとして『補助標識』という主標識の下部に文字や図で表されている道路標識も存在します。標識の種類は看板の形状によっても判別が可能です。

・ひし型:警戒標識
・丸型:規制標識
・四角:示標識と規制標識の一部

『案内標識』の方面・方向や距離を示すタイプは、国土交通省が定める道路技術基準に“表示地名一覧”として、『1.基準値 2.重要地 3.主要地 4.一般地』という形で決められています。

一般道や高速道路に設置されているいろいろな標識を画像で見る

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