待望の復活を遂げたBMW新型「8シリーズ」が遂に日本に上陸

BMWの「8シリーズ」は、1990年に初代モデルが登場し、1999年まで生産されていた同社の大型クーペモデルです。

待望の復活を遂げた新型「8シリーズ」が日本市場に上陸

 BMWは19年ぶりの復活となったクーペモデル「8シリーズ」の新型車を2018年11月9日より発売します。

ボリュームのあるキドニーグリルを採用した新型「8シリーズ」

 BMWジャパンのペーター・クロンシュナーブル社長は発表に際し、「8シリーズのデザインは全モデルに影響を与える」と語りますが、1990年に初代が登場した同シリーズは、1977年から1989年まで発売され“世界一美しいクーペ”と称賛された初代「6シリーズ」の後継モデルとして登場したラグジュアリーなモデルです。

 初代「8シリーズ」では、5.6リッターのV型12気筒SOHCエンジン搭載モデルを最上位に、4リッターのV型8気筒DOHC搭載モデルも用意されていましたが、新型の同シリーズでは最上級グレードに当時には無かった「M」モデルを設定。

「M850i x Drive」と名付けられたこのモデルは、最高出力530PS/トルク76.5kgを発揮する4.4リッターのV型8気筒ツインターボ・エンジンと、効率性/快適性を高めた8速スポーツ・オートマチック・トランスミッションを採用しています。

 同モデルでは、BMWの四輪駆動システム「BMW xDrive」の駆動力配分をリアホイール重視に調整することで、スポーツ・カーならではのドライブ・フィーリングと最適なトラクションによる安定した走行性が実現されました。

新型「M850i x Drive」とBMWジャパンのペーター・クロンシュナーブル社長

 そのボディサイズは現時点でBMW最大のクーペモデル「6シリーズ」が全長4895 mm×全幅1895 mm×全高1370mm(Mモデルは4905mm×1900mm×1375mm)であるのに対して、「M850i x Drive」は全長4855 mm×全幅1900 mm×全高1345 mmとより低くショートな車体とされています。
 
 また、スポーティな走行性能を念頭に置きつつも、前方の車両との車間距離を維持しながら自動で加減速を行う「アクティブ・クルーズ・コントロール」(ストップ&ゴー機能付)や車線逸脱警告システム、衝突回避/被害軽減ブレーキ、誤進入警告機能など先進の安全支援機能も搭載。

 その他、車両とデジタル端末をシームレスにつなぐ「BMW Connected(BMWコネクテッド)」の採用や、ドライバーに必要な情報を適切なタイミングで伝えることをコンセプトにしたフルデジタルコクピット「BMW Operating System 7.0」も採用されています。
 
 19年ぶりに復活を遂げた8シリーズの新型車「M850i x Drive」は価格(消費税込)1714万円で右/左ハンドルの選択が可能です。

【了】

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