“230馬力超え”のトヨタ「“FF”スポーツセダン」! 復活の「GT-S」背負った「カムリ」! 黒ルーフ×ボンネット採用の米国で登場していたカスタムモデルとは
2026年11月3日から6日までを予定している、アメリカ・ラスベガスで開催される「SEMAショー」。例年、様々なカスタムカーやアフターパーツが展示され話題を集めていますが、2025年のSEMAショーでトヨタが発表した「カムリGT-Sコンセプト」もそんな一台です。一体どのようなモデルだったのか、改めて振り返ります。
トヨタ「“FF”スポーツセダン」!
アメリカ・ラスベガスで開催される世界最大級のアフターマーケット見本市である「SEMAショー」。2026年は11月3日から6日まで開催が予定されていますが、その会場を前に過去にSEMAショーに展示された車両たちを振り返ってみたいと思います。
今回は2025年のSEMAショーで、トヨタが発表した「カムリGT-Sコンセプト」をピックアップ。北米では高い人気を誇るカムリをよりスポーティに仕上げたモデルとして注目を集めた1台でした。
カムリは日本だと“おじさんセダン”のイメージが強いかもしれませんが、北米ではナスカーのエクステリアのベースにも使われており、スポーティなイメージのある車両となっています。
ただ現行型はそれまで存在していたV6 3.5Lのガソリンモデルが廃止となり、全車、直列4気筒2.5Lのハイブリッドモデルとなってしまいました。
そこで北米トヨタは、パワートレインはハイブリッドモデルのまま、スポーティさを高めた車両としてこのコンセプトモデルを発表したというワケなのです。

エクステリアでは新たにデザインがなされたフロントバンパーにサイドスカート、そして専用エキゾーストを組み込んだ形状のリアバンパーを装着。ボディカラーには専用色の「インフェルノフレア」と名付けられた鮮やかなオレンジとブラックの2トーンカラーとすることで、ハイパフォーマンスモデルを思わせるスタイルを実現しました。
そして足回りには専用の車高調整式サスペンションを装着し、純正よりも約1.5インチ(約38mm)のローダウンでアグレッシブなスタイルとし、20インチの軽量アルミホイールと245/35R20サイズのミシュラン パイロットスポーツ カップ2を組み合わせることで高いコーナリング性能も手にしています。
もちろんブレーキシステムにも手が加えられており、フロントには8ピストン、リアには6ピストンのビッグキャリパーと大径のブレーキローターを組み合わせ、強大なストッピングパワーも併せ持っていました。
その一方でインテリアはベース車から大きく変更された部分はなく、実用的なセダンとしての美点も損なわずにスポーティな走りを楽しむことができる車両に仕上げられていたのです。
通常、こういった車両はショーカーとして見られることを主目的として作成されることがほとんどですが、トヨタは“ディーラーショールームからそのままガレージへ持ち帰れるスポーツセダン”をコンセプトとしており、市販化も見据えた仕様だったとも言われています。
なお、この車両に与えられた「GT-S」というグレード名は、過去に北米でカローラのスポーティモデル(日本ではAE86やAE92などに該当)に使われていたもので、それらの現役当時を知る層のユーザーがターゲットとなっているのかもしれません。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。















































































