マツダ「デミオ」の燃費や価格から中古情報までを紹介

日産「ノート」やトヨタ「アクア」の販売台数には及ばないものの、コンパクトカーで唯一ディーゼルエンジンを搭載するマツダ「デミオ」。6速MTやモータースポーツベース車をラインナップするなど個性派モデルの燃費から中古車価格まで紹介します。

「デミオ」の燃費から中古車価格までを紹介

 マツダ「デミオ」は、コンパクトカーのセグメントで1996年に初代モデル(DW型)がデビュー。その後、2代目(DY型)、3代目(DE型)、そして現行モデルの4代目となる新型「デミオ」(DJ型)が2014年に発売。同じ車格のホンダ「フィット」やトヨタ「アクア」のようにハイブリッドはラインナップしていませんが、代わりにこのクラスで「デミオ」のみとなるクリーンディーゼルエンジンを採用しています。

 現行モデルは、2018年8月のマイナーチェンジで、1.3リッターのガソリンエンジンから1.5リッターのガソリンエンジンに変更され、同じく1.5リッターのターボディーゼルエンジンの2種類のエンジンが搭載されています。

 本来、ディーゼルエンジンは小排気量には不向きかつコストもかさむことで、コンパクトカーには向かないエンジンですが、マツダは独自の技術によりこれらを克服しました。

マツダ「デミオ」

 ボディサイズは、エントリーモデルの「デミオ 15C(2WD)」で、全長4060mm×全幅1695mm×全高1500mm、タイヤサイズは同じく185/65R15となります。

「デミオ 15C」のカタログ燃費(WLTCモード)は、19.0km/Lで、市街地モード(15km/L)、郊外モード(19.4km/L)、高速道路モード(21.2km/L)。ガソリン車は、燃費計測がWLTCモードに変わり、より実燃費に近い値に。一方、ディーゼル車「デミオ XD」の6速ATで26.4km/Lですが、JC08モードでの計測値です。

 トランスミッションは、ガソリン車とディーゼル車どちらも6速AT/6速MTと2WD/4WDを選択することができます。(後述の15MBを除く)

 外装、内装のデザインは、「アクセラ」や「アテンザ」といった一連のマツダ車で統一されたものになっていますが、とくに内装のコーディネイトは豊富で、「ホワイトとブラック」「ブッラクとブラウン」を組み合わせたレザーシートを用意するなど、上級車種に負けない装備となっています。

 マツダ「デミオ」にはディーゼルエンジンだけでなく、ライバル車にはないグレードが存在。それは「デミオ 15MB」です。この「MB」とは「モータースポーツベース」のことで、文字通りモータースポーツへの参加を前提にしたグレードとなっています。

「デミオ 15MB」は装備が簡素化されたうえで、6速MTのガソリンエンジン車のみとなります。このエンジンは専用にチューニングされ、ベース車の最高出力110PSに対し、116PS(プレミアムガソリン仕様)にアップ。もちろん、モータースポーツ用だけでなく普段使いもできるので、パワフルなベーシックグレードが好みの方にはピッタリです。

 自動ブレーキに代表される先進安全装備は、上級車と同じシステムのものを全車に標準装備し、安全運転サポート車(サポカーS)ワイドに該当するなど、全方位の安全性能を実現しています。

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 マツダ「デミオ」の新車価格(消費税込)は、ガソリン車が「15C(2WD):139万3200円」から「15S ツーリングLパッケージ(4WD):201万9600円」。ディーゼル車は「XD(2WD):181万4400円」から「XD ツーリングLパッケージ(4WD):227万8800円」となっています。なお、「デミオ 15MB」は156万600円です。

 中古車価格は約70万円から約230万円ですが、最多価格帯は約100万円から約180万円となっています。

【了】

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