全長3.8m! 新型「“最小級”コンパクトカー」発表! “トヨタ・ヤリス”より小さなボディで小回り効いて“街乗り最強”! 300万円台のダチア「スプリング」欧州で登場
ダチアは2026年9月8日、コンパクトカー「スプリング」の新型モデルを欧州で発表しました。小柄なボディと優れた取り回しを特徴とする2代目は、どのようなモデルなのでしょうか。
2代目「スプリング」は何が変わった?
現在はルノーグループ傘下にあるルーマニアの自動車メーカー、ダチアは2026年9月8日、Aセグメントのコンパクトカー「スプリング」の新型モデルを欧州で発表しました。
2030年に向けた戦略ロードマップで掲げる、4車種の電気自動車の第1弾となるモデルです。
初代スプリングは2021年に登場。これまで40か国以上で21万台超が販売され、多くのユーザーにとって初めての電気自動車として支持されてきました。
2代目となる新型では車名こそ受け継いだものの、中身を全面的に刷新。生産拠点も中国から欧州へ移され、スロベニアのノボメスト工場で生産されます。
プラットフォームには、ルノーグループの新たな「RG-EVスモール」を採用。従来型に対して全長を150mm、全幅を180mm拡大することで、安定感のあるプロポーションと室内空間の拡大を両立しました。
新型スプリングは、開発期間を2年未満に短縮するルノーグループの新たな開発プログラムを初めて適用したダチア車でもあります。
ボディサイズは全長3850mm×全幅1740mm。日本で人気のトヨタ「ヤリス」は全長3950mm×全幅1695mm×全高1495mmなので、スプリングはヤリスより全長が100mm短く、一方で全幅は45mmワイドです。
さらに最小回転半径は4.95mと小さく、狭い道や駐車場の多い市街地でも扱いやすいサイズに仕上げられています。
実際にダチアによると、初代スプリングのユーザーは通勤を中心に使用しており、1日の平均走行距離は34km、平均速度も34km/h。新型でも、日常の移動で使いやすいキャラクターを重視しています。
エクステリアは、幾何学的で力強いデザインを採用。フロントとリアには左右の灯火類をつなぐブラックの加飾を配置し、ダチアのエンブレムをイメージしたライトシグネチャーを組み合わせています。
ボディカラーは「アガベ」「シストグレー」「ダイヤモンドブラック」「グレイシャーホワイト」の4色を設定します。
前後バンパーには広い樹脂製プロテクターを備え、小さな傷や擦れが目立ちにくい線状のテクスチャを採用するなど、日常使いを意識した工夫も盛り込まれています。
インテリアは水平基調のダッシュボードを採用し、7インチのデジタルメーターを全車に装備。上級仕様では10.1インチのタッチスクリーンも備えます。
荷室容量は337リットルを確保し、50対50分割可倒式のリアシートを倒すことで最大1283リットルまで拡大可能です。
さらにボンネット下には、18リットルの収納スペースをオプションで設定。充電ケーブルなどを収納でき、ダチアによるとAセグメントでは唯一の装備だとしています。
パワートレインは、最高出力60kW(約82馬力)・最大トルク175Nmを発揮するモーターを搭載。0-100km/h加速は12.1秒、最高速度は130km/hです。
バッテリーには使用可能容量27.5kWhのLFP(リン酸鉄リチウムイオン)式を採用し、WLTP複合モードで最長250kmの航続距離を確保します。
車両重量は1212kgからで、電力消費率は「ジャーニー」が12.7kWh/100km、「エクスプレッション」が12.9kWh/100kmです。
充電は6.6kWの車載AC充電器を標準装備。15%から80%まで、家庭用コンセントでは9時間、7kWのウォールボックスでは2時間55分で充電できます。
オプションの「チャージパック」では11kWのAC充電器と50kWのDC急速充電器を追加でき、50kWの急速充電器を利用した場合は15%から80%まで28分としています。

グレードは「エクスプレッション」と「ジャーニー」の2種類を設定。全車に電動パーキングブレーキやリアパーキングセンサーを装備し、ジャーニーではリアカメラやハンズフリーカード、10.1インチの「メディアナビライブ」なども標準装備します。
メディアナビライブはApple CarPlay/Android Autoのワイヤレス接続に対応するほか、リアルタイム交通情報や欧州地図などを利用できるコネクテッドナビゲーションも備えます。
また、チャージパックにはV2L機能も含まれ、電動自転車のバッテリーやコーヒーメーカーなど、外部の電気機器への給電も可能です。
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価格は英国で、補助金適用前の「エクスプレッション」が1万8000ポンド(約375万円 ※2026年9月上旬時点での為替レート換算、以下同)未満、「ジャーニー」が2万ポンド(約416万円)未満となる見込みです。
市場投入は2026年後半を予定し、最初の納車は2027年初めとなる見込みです。街中で気軽に使えるコンパクトカーとして、欧州でどのように受け入れられるのか注目されます。
Writer: くるまのニュース編集部
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