高速道路の渋滞時「一番早く進む車線」はどこ? 右車線が“最速”は間違いだった!? ドライバーが知らない意外な真実とは!
高速道路で長い渋滞にはまった時、どの車線を走れば一番早く進むのでしょうか。
高速道路の渋滞時「一番早く進む車線」はどこ?
高速道路は連休や週末になると、数十キロにおよぶ長い渋滞が発生することがたびたびあります。
片側3車線以上ある区間で渋滞にはまると、左・中央・右のどの車線を走れば一番早く進むのか、気になってしまう人も多いのではないでしょうか。
実は「少しでも早く目的地に着きたい」という気持ちから車線変更を繰り返す行為が、かえって渋滞を悪化させている場合があります。
高速道路で渋滞が起きる主な原因のひとつに、一番右側にある追い越し車線への混雑が挙げられます。
渋滞が始まると「右側の車線が早いだろう」と考えて車線移動するクルマが増えます。しかし、特定の車線に車が集中すると車間距離が詰まり、ブレーキを踏む回数が増えてしまいます。

一台がブレーキを踏むと、その影響が後ろのクルマへと連鎖し、大きな速度低下の波となって渋滞が広がっていくのです。
高速道路で見かける「追い越し車線から渋滞が始まる」という注意表示は、この仕組みを伝えるためのものです。
ほかにも、合流地点での減速や、下り坂から上り坂に切り替わるサグ部で自然と速度が落ちてしまうことも渋滞の要因となります。
では、結局のところどの車線を走るのが一番早いのでしょうか。
NEXCO東日本の過去の説明によると、「渋滞時の状況によって変わるため、常に一番速く進む車線というものは存在しない」ということです。むしろ特定の車線に集中せず、すべての車線に車が均等に分散することが渋滞の緩和につながります。
実際にNEXCO東日本が行った実験では、追い越し車線の交通量をわずか6%減らすだけで、渋滞時間が1.5時間短縮され、最大の渋滞長も12キロ減少したというデータがあります。
ドライバーが右側への移動を少し控えるだけでも、全体の流れは大幅に改善されるというわけです。
※ ※ ※
焦って車線変更を繰り返すと後ろのクルマにブレーキを踏ませてしまい、逆効果になってしまいます。
渋滞を少しでも和らげるために大切なのは、走行車線を基本として走るキープレフトの原則を守ることです。
追い越しが終わったら左側の車線に戻るという基本ルールを一人ひとりが意識し、不要な車線変更を控えることが、結果として自分自身もスムーズに目的地へ到着するための近道となります。
Writer: くるまのニュース編集部
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