給油終わりのノズル「コンコン」は絶対NG! ガソリンスタンドでやってはいけない「給油口をノズルで叩く」行為の危険性とは
セルフ給油を行う際、多くのドライバーが無意識のうちに行ってしまう、給油口のフチにノズルを「コンコン」と当てる行為。残りのガソリンのしずくを落とそうとする動作ですが、実は複数のリスクが潜んでいます。
「給油口をノズルで叩く」行為の危険性とは
ガソリンスタンドでセルフ給油を行う際、多くのドライバーが無意識のうちに行ってしまう行為があります。
それが、給油を終えてノズルを元の計量機に戻す直前に、給油口のフチにノズルを「コンコン」と当てて、残りのガソリンのしずくを落とそうとする動作です。
大切な愛車のボディにガソリンを垂らしてシミや塗装の剥がれを作りたくないという心理から来る行動ですが、実はこの行為には車両や設備に対する複数のリスクが潜んでおり、推奨されないNG行動とされています。
まず、ガソリンスタンドの設備側に深刻な悪影響を及ぼす恐れがあります。
給油ノズルの先端には、燃料が満タンになったことを感知して自動的に給油を停止させるための繊細なセンサー用の検知穴が備わっています。
ノズルを硬い車体に何度も強くぶつけると、この精密なセンサー部分に衝撃が加わり、故障を引き起こす可能性があります。
万が一センサーが正常に機能しなくなると、次に給油を行う際に満タンになっても自動で停止せず、ガソリンが勢いよく吹きこぼれるという大事故の引き金になりかねません。
加えて、揮発性が極めて高いガソリンの蒸気が充満している給油口付近で金属同士を打ち合わせる行為は、万が一にも火花を発生させる危険性をゼロとは言い切れないため、安全管理の観点からも避けるべきです。

では、ノズルを叩かずにガソリンの液ダレを防ぐにはどのようにすればよいのでしょうか。
正しい対処法は非常にシンプルで、「数秒間待つこと」です。
給油レバーから手を離し、給油がストップしたあとも、すぐにはノズルを引き抜かず、給油口の奥まで差し込んだ状態のまま3秒から5秒ほど静止して待ちます。
これだけでノズル内部に残っていた燃料の大部分が自然とタンク内へ流れ落ちます。
その後、ノズルの先端を少しだけ上に向けるように傾けながら引き抜くことで、しずくが垂れるリスクを大幅に減らすことができます。
また、多くのセルフ式ガソリンスタンドの計量機には、液ダレを拭き取るためのウエス(布)が備え付けられています。
ノズルを引き抜く際に、もう片方の手でウエスを下にあてがいながらノズルを移動させれば、万が一しずくが落ちても確実に布で受け止めることができ、ボディを汚す心配はありません。
愛車を綺麗な状態に保ちたいという思いはすべてのドライバーに共通するものですが、誤った方法で設備を傷つけてしまうのは問題です。
安全かつ適切な手順を理解し、落ち着いた動作で給油を完了させるべきでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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