2リッター「ターボ」エンジン搭載で“461馬力”! 全長4.9mの新型「“3列7人乗り”SUV」発表! “上質内装”&便利な最新AI採用のボルボ「XC90」欧米で登場
ボルボ・カーズが、欧州と米国に向けて「XC90」のロングレンジ プラグインハイブリッドを発表しました。電動走行距離を大きく伸ばした7人乗りのフラッグシップSUVは、どのような内容なのでしょうか。
電動走行最大160kmのロングレンジ仕様
ボルボ・カーズは2026年9月15日(現地時間)、欧州と米国市場向けに、ロングレンジ プラグインハイブリッド(PHEV)を発表しました。フラッグシップSUVの「XC90(エックス・シー・ナインティ)」にも、新たなロングレンジ仕様が設定されています。
XC90は3列7人乗りのSUVで、安全性と快適性、そしてスカンジナビアン・デザインで評価を確立してきたモデル。直近の技術とデザインの刷新を経て、いまも最も安全なクルマの一台であり続けるとボルボは説明しています。
ボディサイズは全長4953mm×全幅1923mm×全高1767〜1771mm、ホイールベース2984mmです。
インテリアは、移動の時間そのものをくつろげるものにすることを狙った空間です。上質な素材と自然光、なめらかなウッドのデコールを組み合わせ、北欧のラグジュアリーを表現。オプションではBowers & Wilkins(バウワース&ウィルキンス)のプレミアムサウンドシステムも選べます。
今回の主役は、床下に組み込まれた新しい大容量バッテリーと、より強力な電気モーターです。この組み合わせによって、XC90の1回の充電あたりの電動走行距離は最大約160kmに達します。
WLTPモード(欧州値)の電動走行距離は164kmとされています。バッテリーの総容量は41.2kWh、使用可能容量は37.9kWhです。
この航続距離は、従来のXC90プラグインハイブリッドの2.5倍以上です。ガソリンエンジンは必要に応じて動力を引き受けます。
パワートレインには、2リッター直列4気筒ガソリンターボと電気モーターを組み合わせます。「T8 AWD Long-range PHEV」は、2リッター直列4気筒ターボエンジンが最高出力250馬力・最大トルク360Nm、電気モーターが最高出力177馬力・最大トルク309Nmを発揮。システム最高出力は339kW(461馬力)です。トランスミッションは8速ATを組み合わせ、0-100km/h加速は5.2秒、最高速度は180km/hです。
ボルボは、通学の送り迎えや毎日の通勤、週末の遠出を、静かでテールパイプからの排出ガスがない電動走行のままこなせる航続距離だとしています。なお、航続距離はWLTPの試験基準に基づく暫定値です。
ホーカン・サムエルソン社長兼CEOは、XC90が同社のプレミアム路線の出発点になったモデルだと説明しています。
XC90には、マイルドハイブリッドも引き続き設定されます。装備面では、グーグルの次世代AIアシスタント「ジェミニ(Gemini)」を搭載。無線通信によるソフトウェア更新にも対応し、購入後も継続してアップデートを受けられます。
ボルボはロングレンジのプラグインハイブリッドを、完全な電動化へ向けた“橋渡し”と位置づけます。既存のラインナップに対する効率的な投資であり、販売と収益の目標を支える存在だとしています。

今回の発表では価格は公表されていません。「ブラック・エディション」を含む新型XC90は、発表と同じ日から一部の市場で受注が始まっており、生産は2026年秋のうちに始まる予定です。
日本市場への導入については、今回の発表では案内されていません。参考までに、現行の日本仕様「XC90 Ultra T8 AWD plug-in hybrid」の価格(消費税込)は1294万円。マイルドハイブリッドは「Ultra B5 AWD」が1099万円、「Plus B5 AWD」が1019万円です。
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最大約160kmの電動走行距離によって、通学の送り迎えや毎日の通勤、週末の遠出までを電動走行でこなせるとボルボは説明しています。7人乗りの居住性とスカンジナビアン・デザインを備えたXC90は、ボルボが完全な電動化へ向けた“橋渡し”と位置づけるロングレンジ プラグインハイブリッドの一台です。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。



























