トヨタ新型「プロボックス」まもなく発表!? “はたらくクルマ”がさらなる進化&すでに予約受付中! 販売店に聞いた“最新状況”は?
トヨタ「プロボックス」が2026年9月に改良される見込みです。最新の情報について、トヨタの販売店に聞いてみました。
新型「プロボックス」まもなく発表!?
トヨタ「プロボックス」は、4ナンバーサイズに収まる“はたらくクルマ”を代表する1台で、多様なプロユースに応えています。高い耐久性を備え、中古車市場では20万km超の個体も出回っています。
そんなプロボックスが一部改良を受けるという情報が入ってきました。
関東地方にある販売店で話をうかがうと、2026年9月上旬に一部改良を受ける模様で、同年8月のお盆前から注文が取れる状態(実質的に先行予約開始)であったとのこと。一体どのようなアップデートなのでしょうか。
直近の一部改良を振り返ると、2025年11月に先進安全装備である「Toyota Safety Sense」のアップデートが図られています。

具体的には、衝突被害軽減ブレーキである「プリクラッシュセーフティ」の検知対象に、昼間の自動二輪車を追加。改良前の車両、歩行者やサイクリストにオートバイが加わり、右折時の対向車と対向二輪車、右左折時の横断歩行者と自転車、出会い頭の車両と二輪車検知範囲が拡張され、衝突回避または被害軽減を支援。事故割合が高い交差点での支援拡大が図られています。
「プロアクティブドライビングアシスト」の追加も従来型との大きな差になります。歩行者や自転車、駐車車両などに近づきすぎないように状況を先読みして操舵やブレーキ操作を支援。
さらに、先行車をはじめ、前方のカーブや右左折などに対する減速支援も行われ、こうしたシーンでのスピードの出し過ぎに対するリスク管理も含まれたことになります。
あわせて、操作スイッチを備えた新形状のステアリングホイールが導入されたことで、全車速追従機能付きレーダークルーズコントロール(ACC)が全車に標準装備されました。ただし、停止保持機能はありません。
加えて、車線の中央付近を走行するように操舵を支援する車線中央維持機能(LTA)も用意されています。
つまり、2025年11月の一部改良では、商用バンながらも「ACC+LTA」の組み合わせが全車標準で手に入るようになり、高速道路を使った長距離移動が多いプロユースでの利便性とドライバーアシスト性能が引き上げられたことになります。
さらに、「パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)」も全車標準化され、アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突の被害防止、軽減が図られています。
ADAS系の機能向上に加えて、メーターのデザイン変更も盛り込まれました。4.2インチマルチインフォメーションディスプレイが全車標準化されたほか、バックガイドモニターはメーカーオプションのバックモニター内蔵式自動防眩インナーミラー、もしくはディーラーオプションのナビ画面表示式から選択できるようになりました。
純正用品も強化され、泥や砂などの汚れからシートを保護し、掃除やメンテナンスがしやすくなるブラックのシートプロテクトカバーがディーラーオプションで新設定されています。なお、こちらは一部グレードやオプション装着車を除いた設定となります。
さて、2026年9月上旬と目されている一部改良について、関東のトヨタ販売店関係者は次のように話します。
「昨年11月に行われた一部改良の先進安全装備は、基本となる機能面ではそのまま引き継がれます。ただ、単眼カメラとミリ波レーダーの制御プログラムが刷新され、ハードウェアのキャリブレーション精度向上が図られる予定です。目に見える大きな変化としては、T-Connectサービスと車載通信機のDCMが全車標準装備となり、コネクティビティが大幅に強化されます」
まもなく実施される改良では、目に見えない法規対応も大きく組み込まれるようです。具体的には「UN-R155(サイバーセキュリティ)」と「UN-R156(ソフトウェア更新管理)」への適合で、ハッキング防止策として車内暗号化通信に対応したECUへの置き換えや認証ゲートウェイが追加されるといいます。
また、義務化されるEDR(イベントデータレコーダー)への対応として、衝突前後の速度やブレーキ・ステアリング情報を高精度に記録するECUやセンサー構成への変更を実施。さらに、歩行者頭部・脚部保護などの衝突安全基準をクリアするため、車体構造やボンネット内部構造、センサー配線の一部見直しも進められている模様です。
こうした通信機器の標準搭載やコストの掛かる法規対応が盛り込まれることから、今回の改良では4万円~5万円ほどの価格アップとなる見通し。
しかし、これほど手厚く最新基準へ適合させている事実を踏まえると、堅調なニーズを誇る現行プロボックスは、少なくとも今後数年間は継続生産されていくと考えるのが極めて自然といえそうです。
Writer: 塚田 勝弘
中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。












































