トヨタ「ハイエース」人気モデルが受注停止!? デザイン一新でカッコ良くなった「最新モデル」販売店の現状は? 今から手に入れる方法とは!
トヨタの人気モデル「ハイエース」の一部グレードが受注停止となっているようです、2026年2月と7月という短い期間に2度の改良をおこなった同車の現状について、販売店に聞いてみました。
3年間乗っても値落ちしない理由とは?
ハイエース スーパーGLの価格(消費税込)は、2リッター直列4気筒エンジンを搭載する2WDが357万8300円、2.8リッターディーゼルターボの4WDは448万9100円に達します。
ノアの最上級グレードである「ハイブリッドS-Z・E-Four(4WD)」の430万9800円を上まわりますが、それでも人気が集まっているのです。
ハイエースがスーパーGLを筆頭に、高価格でも好調に販売される背景には、資産価値の高さ、つまり高値で売却できることもあります。販売店では「例えばハイエースの3年落ちなどの高年式車両になると、売却額が400万円を超えることもあります」とコメントしました。

前述の通りハイエース スーパーGLの2.8リッターディーゼルターボ・4WDは、新車価格が448万9100円です。3年間使っても400万円を超える金額で売却できるなら、ほとんど値落ちしないことになります。
ここまでハイエースが高値で売却できる理由を中古車販売店に尋ねると、以下のように説明されました。
「ハイエースは1970年代から耐久性の高さで定評があり、中古車も国内で売るだけでなく、海外への輸出も活発です。そのために国内では、中古車を奪い合う状況になり、以前から高値で売却できました。最近では受注の停止も発生して、中古車価格が従来以上に高騰しています。そのために高年式のハイエースなら、新車価格と同じか、それ以上の金額で売却できることもあります」
低年式の車両はどうでしょうか。「ハイエースなら、例えば20年前に販売された走行距離が20万km以上の車両でも、相応の金額で買い取れます。ハイエースは海外を含めて必ず需要があるので、査定がゼロにはなりません」
ハイエースの開発関係者からは「新興国に出かけると、古いハイエースに、見たこともないエンジンが搭載されていることがあります」という話も聞かれ、耐久性が高いので、仮にエンジンが壊れても、入手できるエンジンに載せ換えて使っているようです。
それにしても納期が長かったり、受注が停止しているのは困ります。受注が止まっているスーパーGLについて、既に注文を受けた車両の納車時期を尋ねると「2027年の7月頃です」と返答されました。そうなると受注の再開は、納車完了のメドが立つ2027年の4月から5月頃でしょう。
ただし受注を再開してから販売店に出かけてもタイミングが遅いです。販売店の中で、順番待ちの列ができているからです。ハイエースが欲しいなら、なるべく早く販売店に出かけて、受注を停止していても購入したい意思を伝えます。そして受注を再開する予定が分かったら、連絡してくれるように頼んでおきましょう。
販売店では以下のアドバイスをしてくれました。
「ハイエースを含めたトヨタ車では、受注の停止期間中でも、時々、数台の受注枠が生じることがあります。このチャンスを逃さないことが大切です。ボディカラーが好みと違っていたり、愛車の車検期間が残っていても、契約に踏み切るのが得策でしょう。見送ってしまうと、再び長期間にわたり買えなくなる可能性があります」
これは新車本来の有るべき買い方ではありませんが、ハイエースのような受注を停止したり納期の遅れている車種では、ユーザーの側にも妥協が必要だといえるでしょう。
Writer: 渡辺陽一郎
1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、2001年にフリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を得意とする。


































