「免許更新に関する手続きを…」警視庁をかたった“偽メール”にご用心!「詐欺」を見抜くポイントとは⁉ リンク「絶対押さないで」と注意喚起
最近、「運転免許更新に関する記載情報照合のお願い」と題した、警視庁をかたる偽メールが確認されています。詐欺に遭うおそれがあるため、偽メールのリンクやファイルを開かないよう注意が必要です。
警察から免許更新のメールは届く? 詐欺を疑うポイントとは
警視庁は2026年8月3日、ウェブサイトや公式SNSを通じ、警視庁をかたった偽メールに注意するよう呼びかけました。
警視庁によると、偽メールには「運転免許更新に関する記載情報照合のお願い」として、以下の文章が記載されています。
「平素より警視庁の諸活動にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、お客様の運転免許更新期限が近づいていることを確認いたしました。住民基本台帳情報との照合を実施したところ、免許証記載事項に不一致が認められました。
更新案内ハガキ発送に先立ち、下記期限までにオンラインにて照合手続きの完了をお願いいたします」
さらに、文章の下部には「照合期限」が記載されているほか、「照合手続きはこちら」というリンクが貼られており、クリックすれば別のウェブサイトへ飛ぶ仕組みとなっています。
このようなメールは、利用者を偽のウェブサイトへ誘導してIDやパスワード、クレジットカード情報などの個人情報を盗み出したり、不安をあおってお金を振り込ませたりする目的で送られている可能性があります。
なお、警視庁は偽メールに関して、次のように注意喚起しています。
「警視庁から運転免許更新に関してメールを送信することはありません。偽メール内の『照合手続きはこちら』という部分は絶対に押さないでください。
警視庁の様々な部署をかたった偽メールが確認されていますが、このような不審なメールを受信しても、リンクやファイルを開いたりせず、最寄りの警察署に相談してください」

運転免許更新のお知らせに関しては、従来の運転免許証であるか、マイナ免許証であるかどうかにかかわらず、すべての免許更新対象者に免許更新ハガキが送付されます。
また、マイナ免許証を保有している人がオンライン講習の受講対象となった場合は、ハガキだけでなく、マイナポータルの「お知らせ」に「運転免許証等更新のお知らせ」が届きます。
加えて、マイナポータルでメールアドレスを登録し、「行政機関等からのお知らせ」を希望している場合は、「お知らせ」が届いたことを知らせるメールが、登録したメールアドレス宛てに送付されます。
ただし上記の偽メールのように、運転免許更新に関してオンラインでの手続きを促したり、個人情報を入力させたりすることはないため、そのようなメールが届いた場合には詐欺を疑うべきでしょう。
そして被害に遭わないために、突然不安をあおってくる内容のもの、メール内のリンクをクリックさせようとするもの、「今日中」や「○時間以内」というように手続きを急がせるものなども、基本的に詐欺メールとみなすことが重要です。
そのほか、メールアドレスがフリーメールや警察とは関係のないドメインだったり、上記の偽メールのように利用者を「お客様」と呼ぶなど、警察からの連絡としては不自然な表現が使われていたりするケースにも気をつけましょう。
※ ※ ※
今回のように、警察を名乗って運転免許更新の手続きを求めるメールには、十分な注意が必要です。
また運転免許更新手続きをめぐっては、住所変更の手続きをしていなかったことが原因で更新ハガキが自宅に届かず、更新時期を把握できないまま運転免許を「うっかり失効」させてしまうケースもたびたび発生しています。
転居した際には必ず住所変更の手続きをおこなうほか、運転免許証の有効期間について定期的に確認する習慣をつけておくことが大切です。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。

















