昭和の空気感残る「ドライブイン」で上級者向け“ソロ活”に挑戦!? “流れるプール”スタイルの「“ひとり”流しそうめん」で「古き良き日本の夏」大満喫! キンキンに冷えた地下水も最高な栃木の「大川戸ドライブイン」とは!
昭和という時代の“空気感”を色濃く残すドライブインは、ある種のノスタルジーや普段は見過ごしがちな大切なモノを思い出させてくれる気がします。今回は、流しそうめんを名物とする「大川戸ドライブイン」(栃木県芳賀郡益子町)を訪れ、クルクルと気持ちよさそうに泳ぐそうめんとともに、ひと時の“涼”を楽しんでみました。
数ある“ソロ活”の中でも上級者向け!? 初めての“ソロ流しそうめん”にチャレンジ!
高度経済成長期のマイカーブームとともに激増したドライブインは、現在ではその役割を「道の駅」やサービスエリアに譲り、全国で200店舗程度にまで減少していると言われています。
その一方、現存するドライブインは、素朴ながらも温かみのある料理や独自のサービスによって、多くのファンから根強く支持されているのです。
栃木県道262号から脇道に入った先、山合いの里山にたたずむ「大川戸ドライブイン」(栃木県芳賀郡益子町)は、古き良き日本の夏を思い出させてくれる“昭和のドライブイン”。
ドライブインと聞いて思い浮かべるメニューといえば、ラーメンやカレー、しょうが焼きをはじめとした各種定食が一般的です。ところが、こちらの名物は“流しそうめん”。そうめんを提供する店は全国に数あれど、“流しそうめん”を楽しめるドライブインとなると、かなり珍しい存在です。
そもそも流しそうめんは、子どもの頃に家族や友人と楽しんだことがあっても、大人になるとなかなか体験する機会がありません。
しかも、今回はたったひとり……。ひとり焼肉/ひとりカラオケ/ひとりキャンプなど、いわゆる“ソロ活”のハードルはずいぶん下がった昨今ですが、“ひとり流しそうめん”となると、なかなかの上級者感があります(汗)。
![“ひとり流しそうめん”は2人前から![「大川戸ドライブイン」(栃木県芳賀郡益子町)/Photo:のぐちまさひろ]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2027/08/20260817_OHKAWADO_DRIVE-IN_001.jpg?v=1786931569)
この日はお盆ウィークということもあり、周囲は家族連れや大学生らしきグループが目立ちます。混雑時は順番待ちのボードに名前と「人数」を書くのですが、「4」や「5」といった数字が並ぶ中、筆者の「1」はかなり異質でした。
お客さんの“回転”は思ったよりも早く、3番目だった筆者(のぐちまさひろ)は、待つこと10分足らずで案内されました。
ここで、ちょっとした問題が発生。案内してくれたおばさまが、なぜか「そうめん、召し上がりますよね?」と尋ねてきたのです。
即答で「食べます(食べるに決まってるだろ)」と返したものの、おばさまは困惑気味。
しばしの沈黙後、「2人前からなら大丈夫です」との回答が。もちろん「オッケーです!」と即答し、無事に“ひとり流しそうめん”への挑戦が確定したのです。
“流れるそうめん”もしくは“泳ぐそうめん”!?
オーダーの品は、「流しそうめん・2人前」(700円×2)と「お新香盛り合わせ」(700円)。
当初は「流しそうめん・1人前」に「天ぷら」(1000円)を付けるつもりだったのですが、胃袋のキャパオーバーを恐れて直前で変更してみました。
案内された円形テーブルには、専用の「流しそうめん器」が鎮座しています。
そう、流しそうめんと聞くと、竹樋(たけひ)を流れてくるそうめんを必死につかもうとする情景が思い浮かびますが、ここではそうめんがクルクルと回り続けるスタイルなのです。
おばさまが何やらスイッチを入れると、レーンの底面にある噴出口から水が湧き出てきました。
続けざまに「お新香の盛り合わせ」が到着し、手作り豆腐やぷにぷにコンニャクを味わっているうちに、いつの間にか“流れるプール”が完成していました。
そして、おばさまの手によって、2人前のそうめんが一気にダイブ。澄みきった清流の中で、想像よりもスピーディに、いかにも気持ちよさそうに泳いでいきます。その姿を眺めているだけで、こちらまで涼やかな気分になっていきました。
ひとりも悪くないけど、やっぱり「みんなで行きたいドライブイン」
ぼーっと見惚れている場合ではなく、いよいよ“流しそうめん”をキャッチしていきます。
昔ながらの竹樋スタイルの流しそうめんには、取り逃したそうめんとは二度と出会えない、ある種のスリリングさや一期一会の魅力があります。
一方、現代的な“流れるプール”のそうめんは、目の前を何度も何度も通過していくので、取り逃してもすぐに再会することができます。
また、幼き日はそうめんを“つかもう”としていた気がしますが、実際は箸で待ち構えているだけで勝手に絡まるので、いたって冷静です。これが、大人になるということなのでしょうか。
その上、今回はひとり……。
とはいえ、ひとり流しそうめんには、誰かに遠慮したり、早食いの誰かにモヤモヤしたりすることがなく、自分のペースで楽しめるというメリットがあります。また、周囲の目を気にしない、強靭なメンタルを得られるかもしれません(汗)。
ちなみに“流れるプール”の水は、キンキンに冷やした地下水を使用。しかも、噴出口から出続けている水は、一定量を超えると上部に並んでいる小穴から排水され、常に新しい水が流れ込んでいる状態なのです。
キャッチしたそうめんをつゆにくぐらせ、ズズズッとすする行為をループ。キリッと冷えたそうめんは、心地よい喉ごしとともに、火照ったカラダを内側から冷やしてくれます。
今回は強がりで楽しんだ「大川戸ドライブイン」ですが、やはり家族や仲間と“その瞬間”を共有することで、本当の魅力と出会えるはずです。
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■大川戸ドライブイン
所在地:栃木県芳賀郡益子町上大羽1236
営業時間:11時00分~15時00分
定休日:水曜
Writer: のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/小型船舶2級/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、直近1年間のハンデ推移は「7.7」→「8.6」→「7.1」→「5.6」。











































































