水平対向「ターボ」エンジンの新「“2ドア”スポーツカー」がスゴイ! 「旧車デザイン」に“鮮烈オレンジ”採用! 6速MTのみのポルシェ911カスタム「シンガーDLSターボ」英国で披露
米国のシンガーは2026年7月、英国で開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2026」に、「ポルシェ911 リイマジンドbyシンガー DLSターボ」を出展しました。どのようなモデルなのでしょうか。
鮮烈オレンジの「911」がグッドウッドに登場!
空冷ポルシェのレストアで知られる米国・カリフォルニアのシンガー・ヴィークル・デザイン(以下シンガー)は、2026年7月9日から12日まで英国で開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2026」に参加しました。
2026年の同イベントでは、シンガーが会場を象徴する「セントラル・フィーチャー」の主役に選出。オーナーのためにレストアされた計11台のクルマが会場各所に展示されました。
なかでも今回注目するのが、2ドアスポーツカー「Porsche 911 Reimagined by Singer – DLS Turbo(ポルシェ911 リイマジンド・バイ・シンガー DLSターボ)」です。
ソリッドオレンジの鮮烈なカラーリングで仕立てられたDLSターボは、スーパーカーパドックに展示されました。
スーパーカーパドックには、ポルシェ911 カレラクーペ リイマジンドbyシンガー1台と、DLSターボサービスによって再構築された2台を用意。3台はいずれもイベント期間中、名物コース「グッドウッド・ヒルクライム」を走行しました。

DLSターボは、シンガーが2023年に発表したレストアサービスです。ベースとなるのは1989年から1994年に製造されたタイプ964のポルシェ「911」で、オーナーから預かった車両を一度分解し、シャシやボディ、エンジンなどを再構築していきます。
スタイリングでは、1970年代後半に活躍したポルシェのレーシングカー「934/5」から着想を得ており、大きく張り出した前後フェンダーや、空力性能を重視した大胆なエアロパーツが特徴です。
ボディパネルには軽量なカーボンファイバーを採用。オーナーの希望に応じ、巨大なリアウイングや大型フロントスプリッターを備えるサーキット志向の仕様と、ダックテールスポイラーを装着するロード志向の仕様を選択できます。
そしてDLSターボ最大の見どころとなるのが、高性能なパワートレインです。
オーナー車のタイプ964に搭載されていた空冷エンジンをベースに、3.8リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンへと再構築。1気筒あたり4バルブとし、ツインターボチャージャーや水冷式インタークーラー、電動ファンなどを組み合わせます。
最高出力は700馬力超に達し、9000rpmを超える高回転域まで回るという、空冷911をベースとしたモデルとしては驚異的な性能を実現しています。
トランスミッションには6速MTを採用し、駆動方式はRR(後輪駆動)です。
なお、2026年1月に完成した最初のDLSターボ顧客車「Sorcerer(ソーサラー)」では、同じ3.8リッター水平対向6気筒ツインターボから最高出力710馬力・最大トルク750Nmを発揮すると発表されています。
さらに、カーボンセラミックブレーキや専用サスペンションを採用し、足元にはフロント19インチ、リア20インチの鍛造マグネシウム製センターロックホイールを装着。タイヤにはミシュラン「パイロットスポーツ カップ2」または「カップ2R」が組み合わされます。
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DLSターボはオーナーの要望に合わせて一台ずつ仕様が決められ、製作される台数も限定されています。なお、価格は明らかにされていません。
Writer: くるまのニュース編集部
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