全長4.5m! 斬新「“3人乗り”スポーツカー」がスゴイ! “後ろに”グルっと開く「回転ドア」搭載! “超パワフル”な「爆速マシン」は個性ありすぎ「前後ツートンカラー」採用! ロータス「セオリー1」英国モデルとは!
かつてロータスが世界初公開し、市販化が強く期待されながらも具体的な動きが見えないスーパースポーツカー「セオリー1」。同車は一体どのようなクルマなのか、改めて振り返ります。
全長4.5m! 斬新「“3人乗り”スポーツカー」がスゴイ!
これまでに世界中で公開されてきた数多くのコンセプトカーの中には、市販化が強く期待されながらも、いまだ具体的な動きが見えないモデルが存在します。
2024年9月にロータスがイギリス・ロンドンで世界初公開した「セオリー1」も、まさにそんな熱い視線を集め続ける一台です。
強力な走行性能と、世にも珍しい「3人乗り」のシートレイアウトを備えたこのスーパースポーツカーがどのようなクルマなのか、改めて振り返ります。
セオリー1は、ロータスが考える「インテリジェント・パフォーマンス・カー」の未来を体現した実験的なモデルです。
先進的なテクノロジーをふんだんに導入しているだけでなく、製造工程における材料の削減や持続可能性といった、現代の社会課題にも正面から向き合って設計されています。
ボディサイズは全長4490mm×全幅2000mm×全高1140mmと、極めて低くワイドなプロポーションを採用。
エクステリアのデザインは、ロータスの歴史に名を刻む「Type 72」や「エスプリ」「Eleven(イレブン)」といった偉大な名車たちから着想を得ており、エッジの効いたシャープなフロントフェイスから、リアへと続く滑らかなラインが特徴的です。
また、後方へ向かってスライドしながら跳ね上がる「ラップアラウンド型」と呼ばれる独創的なドア構造や、フロント側がブラック、リア側がホワイトに塗り分けられた個性的なカラーリングも、このクルマならではの個性を際立たせています。

環境への配慮という点では、「チャレンジ・オブ・10」と名付けられた独自の取り組みが目を引きます。
一般的なクルマでは、内外装の表面素材として平均して100種類もの材料が使われますが、セオリー1ではそれをわずか10種類にまで絞り込みました。
再生カーボンやポリカーボネートなど、軽量かつ持続可能な特性を持つ素材を厳選することで、スポーツカーとしての軽さとエコを高い次元で両立させているのです。
そしてセオリー1のハイライトとも言えるのが、フロントに1席、リアに2席を配置した3人乗りのシートレイアウトです。
ドライバーが車体の中央に座り、その斜め後方にパッセンジャーが乗車するこの珍しい構成は、重心バランスの最適化と圧倒的な視界の広さをドライバーに提供。
運転席には、状況に合わせて生地が膨らんでドライバーに情報を伝える適応型ロボットテキスタイルや、次世代の触覚制御、高度な感覚オーディオといった最新のドライブシステムが搭載されています。
その一方で、長方形の専用ステアリングにはあえてアナログなパドルスイッチを備えるなど、スポーツカーならではの直感的な操作感や走る歓びも大切にされています。
そしてパワートレインには、容量70kWhのバッテリーを用いた強力なEVシステムを採用。
最高出力は実に1000馬力に達し、0-100km/h加速は2.5秒以内、最高速度は320km/hという驚異的なパフォーマンスを目標値として掲げながら、1回の充電で402km(WLTPモード)の航続距離を確保しています。
しかし先述のように、2026年8月現在、このセオリー1の具体的な市販化や車両価格に関する公式なアナウンスはありません。
ロータスが今後展開する次世代モデルの“技術とデザインの礎”として位置付けられているため、コンセプトカーのままで終わる可能性もありますが、このクルマが示した革新的なアイデアの数々は、確実に今後のロータス車へと受け継がれていくことでしょう。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。
































