広汽三菱が中国で新型EV「祺智(ツーチー)EV」の生産を開始 航続距離は410km、価格は日本円で約220万円から
2018年10月16日、三菱は広州汽車集団、三菱商事、三菱による車両生産・販売合弁会社である広汽三菱汽車有限公司が、湖南省・長沙市でEVの新型SUV「祺智(チーツー)EV」の生産を開始すると発表しました。
三菱が中国でSUVタイプのEVを生産
2018年10月16日、三菱は広州汽車集団、三菱商事、三菱による車両生産・販売合弁会社である広汽三菱汽車有限公司(以下、広汽三菱)が、湖南省・長沙市でEVの新型SUV「祺智(チーツー)EV」の生産を開始すると発表しました。
「祺智EV」は、北京、長沙、広州、深セン、杭州、天津など12の主要都市で2018年10月より販売を開始し、その後中国全土に展開する計画となっています。
広汽三菱では、現地生産のプラグインハイブリッド車(PHEV)の新型SUV『祺智』の本格的な販売を本年3月から開始していますが、今回「祺智EV」を生産・販売することで、更なる電動車両の普及を目指すとともに、電動車技術の現地化推進に貢献するとしています。
「祺智EV」は、410km(中国燃費測定基準)の航続距離を有し、電気自動車の力強いトルク、SUVの快適性並びに室内の広さを兼ね備え、中国のユーザーに先進的で環境に優しいSUVとして、価格13.58万元(日本円で約220万円。新エネ車補助金の受給後)から販売しています。
三菱の益子修CEOは「『祺智』の投入に引き続き、『祺智EV』を現地生産することは、広汽三菱にとって重要な出来事であり、中国のお客様のニーズや中国の自動車産業に貢献する役割を担うことになります。三菱自動車は、中期経営計画「DRIVE FOR GROWTH」のなかで重要市場のひとつと捉えている中国事業でさらなる拡大を図ってまいります」とコメントしました。
三菱の3年間の中期経営計画「DRIVE FOR GROWTH」では、中国において2019年度までに販売台数と販売店舗数を2016年度比で倍増させる計画です。
また、三菱の強みである四輪駆動車や電動車両などの商品ラインナップ拡大と合わせて、中国の自動車市場で持続的な成長の達成に向けた事業基盤の強化に取組むとしています。
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