“ヤリスクロス”級の「“新型”コンパクトSUV」世界初公開! 全長4.2mサイズに「211馬力」パワトレ搭載! “レトロ風メーター”も魅力のVW「ID.クロス」独国で登場
フォルクスワーゲンは2026年7月15日、電動コンパクトSUV新型「ID.クロス」をドイツで世界初公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。
「ヤリスクロス」サイズで広い室内空間を実現
フォルクスワーゲンは2026年7月15日、新型「ID.クロス」を世界初公開しました。
同日からドイツをはじめとする一部市場で先行受注も開始されています。
ID.クロスは、フォルクスワーゲンが展開する電気自動車「ID.」シリーズに新たに加わるコンパクトSUVです。
新型「ID.ポロ」や、市販化に近いコンセプトモデルとして公開された「ID.ポロGTI」とともに、同社の新世代コンパクトモデルを構成します。
ボディサイズは全長4153mm×全幅1794mm×全高1581mm、ホイールベースは2601mmです。

日本で人気のコンパクトSUV、トヨタ「ヤリスクロス」の全長4180mm×全幅1765mm×全高1590mmと比べると、全幅は29mmワイドですが、全長は27mm短く、全高は9mm低いサイズです。
全長と全高はヤリスクロスとほぼ同等で、日本の道路環境でも扱いやすい全長4.2m未満のコンパクトなボディに収められています。
一方、電気自動車専用プラットフォーム「MEB」を進化させた「MEB+」を採用したことで、エンジン車のコンパクトSUV「Tクロス」よりも広い室内空間を確保。大人5人が快適に乗車できる空間を備えています。
荷室容量は475リットルで、Tクロスを20リットル上回ります。
可変式ラゲッジフロアの下には、飲料用ケースを最大ふたつ収納できるスペースを設けたほか、ボンネット下には充電ケーブルや小物などを収められる容量25リットルのフロントトランクも備えています。
エクステリアには、フォルクスワーゲンの新たなデザイン言語「ピュア・ポジティブ」を採用。伸びやかな「フライングルーフ」や力強いCピラー、前後の特徴的なライトシグネチャーなどによって、親しみやすさとSUVらしい安定感を両立しています。
オプションでは、「IQ.LIGHT LEDマトリクスヘッドライト」や3D LEDリアライト、前後の発光式VWエンブレムなども用意されます。
インテリアでは、布地で覆われたダッシュボードや、金属調の縁取りを施したオーディオ操作部などを採用。スイッチやハンドル、各種操作部の触感にもこだわり、温かみのある上質な空間に仕上げられました。
運転席前方には10.25インチの「デジタルコックピットプロ」を配置。ダッシュボード中央には、助手席からも操作しやすい12.9インチのインフォテインメントディスプレイが備わります。
デジタルコックピットプロでは、ステアリングホイールのビューボタンを押すことで、初代「ゴルフ」のメーターをモチーフにしたレトロ表示へ切り替えられます。
左側にはクラシカルな速度計、右側にはエンジン回転計をイメージしたメーターを配置。右側のメーターには、モーターの出力やエネルギー消費量が表示されます。
1980年代を思わせるデザインでありながら、道路標識を表示する機能など、現代的な機能も組み込まれているのが特徴です。
パワートレインには、新開発の電動駆動システム「APP290」を採用し、前輪を駆動します。モーター出力は85kW(116馬力)、99kW(135馬力)、155kW(211馬力)の3種類で、駆動用バッテリーは容量37kWhと52kWhの2種類を設定します。
一充電当たりの航続距離は、WLTPモードで最大427km。普通充電は最大11kWに対応。37kWhバッテリー搭載車は最大90kWの急速充電に対応し、充電残量10%から80%まで約23分で充電できます。
52kWhバッテリー搭載車は最大105kWの急速充電に対応し、充電残量10%から80%までの充電時間は約24分とされています。
運転支援機能では、オンラインデータを活用する新世代の「コネクテッド・トラベルアシスト」をオプションで用意。前方の赤信号を検知すると、システムの作動範囲内で自動的に減速し、停止まで支援します。
また、アクセルペダルの操作で加減速できるワンペダルドライブや、車両周辺を上空から見下ろしたように表示する360度カメラ「エリアビュー」も設定。「パークアシストプロ」では、駐車操作を車両側に任せられるほか、対応するスマートフォンアプリを使用して、車外から遠隔操作することも可能です。
足回りは、電動前輪駆動車に合わせて専用に調整され、操縦安定性と長距離走行時の快適性を両立。155kW仕様では、路面状況や走行状態に応じて減衰力を連続的に調整するアダプティブDCCサスペンションもオプションで選択できます。
グレードは「Trend」「Life」「Style」の3種類。Lifeには18インチアルミホイールや2ゾーンオートエアコン、アダプティブクルーズコントロール、リアビューカメラ、交差点アシストなどを装備。
上級グレードのStyleには、IQ.LIGHT LEDマトリクスヘッドライトや3D LEDリアライト、前後の発光式VWエンブレム、シートヒーター、ステアリングヒーター、キーレスシステムなどが標準装備されます。
オプションには、出力425W・10スピーカーのHarman Kardonプレミアムサウンドシステムや、マッサージ機能を備えた12ウェイ電動調整式フロントシート、パノラマルーフなどを用意します。
このほか、最大3.6kWの電力を外部へ供給できるV2L機能を標準装備。52kWhバッテリー搭載車では、最大1200kgのトレーラーをけん引できます。
先行して受注が開始されたのは、155kWモーターと52kWhバッテリーを組み合わせたLifeおよびStyleです。
ドイツでの価格は3万6525ユーロ(約679万円 ※2026年7月中旬時点、以下同)から。今後追加される85kWモーターと37kWhバッテリーを搭載したTrendは、2万7995ユーロ(約520万円)からとなる予定です。
なお、現時点で日本への導入については明らかにされていません。
Writer: くるまのニュース編集部
【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。
































