全長5m級の爆速「“新”ステーションワゴン」発表! 日産「GT-Rニスモ」よりパワフルな727馬力! “V8ツインターボ”搭載&特別仕立てのBMW「M5ツーリング」独国で登場
BMW Mは2026年9月10日、BMWモトラッドとともに、ニュルブルクリンクの開業100周年を記念する特別モデル「100 Jahre Nurburgring」を発表しました。そのうちの一台となる「M5ツーリング」は、727馬力を発揮する高性能ワゴンです。いったいどのような仕立てなのでしょうか。
GT-Rニスモを上回る727馬力の高性能ワゴン
2026年9月10日(現地時間)、BMW MとBMWモトラッドは、ドイツのサーキット「ニュルブルクリンク」が2027年に迎える開業100周年を記念した共同エディション「100 Jahre Nurburgring(フンダート・ヤーレ・ニュルブルクリンク)」を発表しました。同サーキットは1927年6月18日に正式オープンしています。
対象となるのは「M2」「M3セダン」「M3ツーリング」「M4クーペ」「M5セダン」「M5ツーリング」の四輪6モデルと、二輪の「M 1000 RR」「M 1000 R」「M 1000 XR」の3モデルです。
9モデルに共通するのは、エディション専用に開発された歴史的なボディカラー「ニュルブルクリンク・グリーン」です。
ラインナップの一角が、M5セダンと同じM専用プラグインハイブリッド(PHEV)を採用し、高い走行性能と実用性を併せ持つ高性能ワゴンのM5ツーリングです。
ボディサイズは全長5095mm×全幅1970mm×全高1515mm。全長5mを超える堂々としたステーションワゴンです。
ラゲージルーム容量は通常時500リットルで、後席を折りたたむと最大1630リットルまで拡大します。
M5ツーリングのパワートレインは、最高出力585馬力・最大トルク750Nmを発生する4.4リッターV型8気筒Mツインパワー・ターボエンジンに、容量22.1kWhの駆動用バッテリーと最高出力197馬力・最大トルク280Nmのモーターを組み合わせたM HYBRIDシステムです。
システムトータルで最高出力727馬力・最大トルク1000Nmを発揮し、0-100km/h加速は3.6秒(欧州仕様車値)。8速Mステップトロニック・トランスミッションと4輪駆動システム「M xDrive」も備えます。
参考までに、日産「GT-R NISMO」に搭載された3.8リッターV型6気筒ツインターボエンジンの最高出力は600馬力。M5ツーリングの727馬力はモーターを含めたシステム最高出力ですが、数値上はGT-R NISMOを127馬力上回ります。
エディションのデザインは、「100 Years」ロゴ、「Nurburgring since 1927」のレタリング、そしてニュルブルクリンクのシルエットで構成されています。
基調色はライトグレーとニュルブルクリンク・グリーン、ブラックで、モデルごとに異なるグラフィックやアクセントカラーが与えられます。
四輪モデルでは、車種に応じてフロントドアやCピラー、リアサイドにエディション専用のグラフィックを配置。
ルーフには専用デザインのストライプが施され、M2、M3セダン、M4クーペ、M5セダンではMカーボンルーフに、M3ツーリングとM5ツーリングではスチールルーフに配されます。
ホイールやキドニーグリルのフレームにも、車種に応じてグリーンのアクセントが入ります。ボディカラーはニュルブルクリンク・グリーンのほか、ブラック・サファイア・メタリックも選択できます。
インテリアはブラックを基調に、グリーンとホワイトのコントラストステッチを組み合わせた仕立てです。
直列6気筒モデルには12時位置にマーカーを備えたMアルカンターラ・ステアリングホイールが与えられ、M5系には同じデザインのMステアリングホイールが採用されます。
なお、直列6気筒モデルには、BMWが特許を取得した副室式点火システム「BMW M Ignite」も採用。M3とM4には2026年7月から、M2には同年8月から導入されています。高負荷時の効率を高め、性能を損なうことなくユーロ7要件への適合に寄与するとしています。
V型8気筒エンジンを搭載するM5ツーリングは、このシステムの対象外です。
BMW Mにとってニュルブルクリンクは開発コースであり、ベンチマークでもあります。
1周20.8km、73のコーナーを持つノルドシュライフェでは、シャシーやパワートレイン、空力、ブレーキ、熱マネジメントが複合的にテストされ、その知見は量産車の開発に直接反映されます。
エディションには「Born on the Racetrack. Made for the Streets.」のスローガンが掲げられ、サーキットで培った技術を市販車へ移すという姿勢が示されています。

価格は今回のグローバル発表では公表されていません。
受注はM3セダン、M3ツーリング、M4クーペ、M5セダン、M5ツーリングが2026年9月から可能で、M2は2027年1月から。二輪3モデルは各100台の世界限定です。
なお、日本仕様のM5ツーリングは2024年12月に1998万円で発売され、2026年9月現在の価格は2077万円です。
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専用のニュルブルクリンク・グリーンとスチールルーフのストライプで100周年を表現しながら、727馬力のM HYBRIDと最大1630リットルの荷室を両立するM5ツーリング。サーキットで磨かれた性能とワゴンの実用性を一台に収めた記念モデルです。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。
























