斬新「“2人乗り”スポーツカー」初公開に反響多数! 50年以上ぶりの復活に「幻の1台が現代に蘇った」「細部まで妥協のない仕上がりが素晴らしい」の声も! レトロデザインに“V8”搭載のマクラーレン「M6GT」英国で実車展示!
英国で開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で、マクラーレン創業者ブルース・マクラーレンが構想した幻のロードカー「M6GT」が公開されました。MSOが当時の資料やオリジナルのボディモールドを活用して忠実によみがえらせたワンオフモデルで、ブランドの原点を現代に伝える1台として注目を集めました。
ブランドの原点を未来へつなぐ象徴的なプロジェクト
歴史ある自動車イベントとして世界中のファンから注目を集めた「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」が閉幕しました。
今年もさまざまな新型車や名車が披露されましたが、そのなかでも話題となった1台が、マクラーレン創業者の夢を現代によみがえらせた特別な1台「M6GT」です。
今回公開されたM6GTは、マクラーレンのアーカイブに保管されていたオリジナルのボディモールドや当時の図面、写真資料などをもとに製作された特別な1台です。
創業者ブルース・マクラーレンが思い描いていたロードカー構想を、可能な限り忠実に再現することを目指したプロジェクトであり、ブランドの歴史と現在のロードカー開発を結び付ける象徴的な取り組みとして位置付けられています。
M6GTは、1967年のCan-Amマシン「M6A」をベースに開発された2人乗りロードカーです。軽量な車体と空力性能を意識したボディデザインに加え、大きく跳ね上がるバタフライドアを採用していたことでも知られています。
当時としては非常に先進的な設計を取り入れたモデルであり、ブルース・マクラーレン自身もプロトタイプを会議やレース会場への移動などに使用していました。
当初は少量生産による市販化も計画されていましたが、1970年にブルース・マクラーレンが事故で急逝したことで、その計画は実現することなく終わりました。そのためM6GTは「幻のロードカー」として語り継がれる存在となりました。

しかし、「レースで培った技術を公道へ持ち込む」という創業者の理念は、その後もブランドの根幹として受け継がれています。
1992年に発売されたマクラーレン「F1」にもその思想は反映され、現在のロードカー開発にも脈々と息づいています。今回のM6GTは、その原点を改めて形として示す1台でもあります。
レストアでは、英国で発見されたオリジナルの型を使用してボディを製作し、シャシは当時のM6Aレーサー由来のものをベースに構築されました。
エンジンには当時の仕様に準拠したスモールブロックV型8気筒エンジンを搭載し、「キャメルハンプ」シリンダーヘッドも採用。
外観だけではなく、機械的な部分まで可能な限りオリジナルの仕様に近づけられています。
細部へのこだわりも徹底されています。サスペンションには修復したオリジナル部品を使用し、現在では生産されていない規格のベアリングも調達。
インテリアには手作業で削り出したウォールナット製シフトノブやグリーンステッチ入りの特注ビニールシートを採用しています。
また、ロールフープやリアフレーム、配線ハーネスなど目に見えない部分まで、マクラーレンのビスポーク部門であるマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)の職人が手作業で製作し、アルミ製ドーム型リベットも当時の仕様に合わせて航空宇宙産業の熟練職人が取り付けています。
ボディカラーには「コルンブルック」と名付けられた専用ホワイトを採用しました。この名称は、ブルース・マクラーレンがロードカー構想を進めていた工場があった地名に由来しています。
また、ホワイトのボディとグリーンのインテリアという組み合わせは、1966年の「M2B」のカラーリングへのオマージュでもあり、創業者への敬意が随所に込められています。
今回のM6GTは、単なるクラシックカーの復元ではなく、半世紀以上前に描かれたロードカー構想を現代の技術とクラフトマンシップによってよみがえらせた象徴的なプロジェクトと言えるでしょう。
また、このレストアはMSOによる「マクラーレン・ヘリテージ・コレクション」の起点として位置付けられており、ブランドの歴史や技術を次世代へ受け継ぐ重要な取り組みとしても注目されています。
グッドウッドでのお披露目を終えたM6GTには、ネット上でもさまざまな反応が寄せられています。
「本当に幻の1台が現代によみがえった」「ここまで忠実に再現するとは驚いた」「細部まで妥協のない仕上がりが素晴らしかった」「マクラーレンF1につながる歴史がよく分かる」「創業者へのリスペクトが伝わるプロジェクトだ」「こうしたヘリテージ活動はこれからも続けてほしい」といった声が見られ、ブランドの原点を現代に伝える1台として高い関心を集めました。
Writer: くるまのニュース編集部
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