約9年の歴史に幕! 新型「“2人乗り”スポーツカー」初公開! 専用デザイン×「“シリーズ最強”V8ツインターボ」採用の集大成モデル!クーペ・オープンの2モデルあるマクラーレン「788HS」英国で発表!

マクラーレンは2026年7月9日、新型「788HS」を発表しました。「720S」から「765LT」、「750S」へと進化してきたスーパーカーシリーズの最終進化モデルで、最高出力788PSを誇るV8ツインターボを搭載。世界限定200台の特別な一台として登場します。

約9年間の進化を結集! V8時代を象徴する集大成モデル

 マクラーレン・オートモーティブは2026年7月9日、新型スーパーカー「788HS」を世界初公開しました。

 世界限定200台のみが生産され、クーペとスパイダーをそれぞれ100台ずつ設定。さらに全車両がビスポーク部門のマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)によるパーソナライズに対応し、オーナーだけの特別な仕様に仕上げることができます。

 788HSは、2017年の「720S」から始まった現行スーパーカーシリーズの歴史を締めくくる重要なモデルです。

 720Sはカーボンファイバー製モノコック「Monocage II」を採用するとともに、4リッターV8ツインターボエンジンを搭載。軽量な車体、高度な空力性能、優れた運動性能を組み合わせたことで、世界中で高い評価を獲得しました。

 その後、2020年には「765LT」が登場しました。ロングテール(LT)の名を冠したこのモデルは、720Sをベースに軽量化や空力性能の向上、専用セッティングを施した高性能モデルです。サーキット走行における性能をさらに追求しながら、公道でのドライビングプレジャーも重視したことで、シリーズを代表する特別な存在となりました。

 そして2023年には「750S」が発表されました。720Sをベースとしながら約30%のコンポーネントを新設計または変更し、エンジン性能やシャシ、サスペンション、電子制御システムなどを進化させたモデルです。

 軽量化技術をさらに磨き上げ、4リッターV8ツインターボエンジンによる高性能と日常走行での扱いやすさを両立しました。

 一方で、日本市場では道路運送車両法の保安基準改正への対応に伴い、750SおよびGTSの日本向け生産が2026年6月末で終了しました。

 電動化が進む自動車業界において、伝統的なV8ツインターボエンジンを搭載するモデルは大きな転換点を迎えています。

専用エアロパッケージを採用したマクラーレン「788HS」。Sダクト付きボンネットやアクティブリアスポイラーなどにより、高い空力性能を実現。
専用エアロパッケージを採用したマクラーレン「788HS」。Sダクト付きボンネットやアクティブリアスポイラーなどにより、高い空力性能を実現。

 こうした時代背景のなかで登場した788HSは、720Sから765LT、750Sへと受け継がれてきた技術を結集したシリーズ最終進化形として誕生しました。

 788HSの心臓部には、これまでと同様に4リッターV8ツインターボエンジンを搭載しますが、軽量鍛造ピストン、超低慣性ツインスクロールターボチャージャー、ツイン燃料ポンプなどを採用し、最高出力788PS・最大トルク800Nmを発揮。8500回転まで回る高性能ユニットに仕上げられています。

 車両重量の軽量化も徹底され、乾燥重量は1265kgを実現。パワーウエイトレシオは623PS/tに達し、720S、765LT、750Sシリーズの中で最高の数値となります。

 動力性能は0-100km/h加速2.8秒、0-200km/h加速7.0秒、最高速度330km/hを誇り、シリーズ最高峰にふさわしい性能を備えています。

 エクステリアには、このプラットフォームに採用された中で最も高度なエアロダイナミクスパッケージを採用しました。

 マルチゾーンフロントスプリッター、Sダクト付きボンネット、リフトアップされたアクティブリアスポイラー、F1マシンから着想を得たリアディフューザーなどを組み合わせ、765LTと比較してダウンフォースを10%向上させています。

 また、ルーバー付きアンダーウイングパネルによって冷却性能と空力効率も高められました。

 外装にはグロスブラックのアクセントを採用し、クーペにはルーフスクープを装備。さらにオプションでは、すべての外装パネルをグロスまたはサテン仕上げのビジュアルカーボン仕様とすることも可能です。軽量構造を視覚的にも強調することで、788HS独自の存在感を高めています。

 シャシにはリンクドハイドロリック式のProactive Chassis Control IIIを採用し、788HS専用のサスペンションセッティングを実施しました。

 フロント車高は750Sより5mm低く設定され、よりダイナミックで没入感の高いドライビング体験を実現しています。

 ブレーキシステムにはマクラーレン・セナ由来のカーボンセラミックディスクを採用し、フロントには6ポット鍛造アルミモノブロックキャリパーを装備。

 さらに、このスーパーカーシリーズでは初となるセンターロックホイール機構を採用し、新設計のスーパーライトウェイト鍛造ホイールを組み合わせています。

 ドライバーとのつながりを高めるため、788HSでは専用のエンジンマウントキャリブレーションを採用しました。

 また、4本出しチタンエキゾーストシステムや改良された吸排気サウンドシンポーザー技術によって、V8ツインターボエンジンの魅力をさらに引き出しています。

 インテリアには軽量カーボンファイバー製センターコンソールを採用し、専用HSブランディング、独自のパーフォレーションパターンを施した内装、専用デディケーションプレートなどを装備しています。

 なお、788HSの価格については現時点でマクラーレンから正式な発表はありませんが、世界限定200台という希少性に加え、専用エアロパッケージやMSOによる個別仕様への対応など、通常モデルとは異なる特別な装備を備えていることから、750Sを上回る価格帯になることが予想されます。

※ ※ ※

 2017年の720S登場から始まったマクラーレンの現行スーパーカーシリーズは、765LTや750Sへの進化を重ねながら約9年にわたって磨き上げられ、788HSでひとつの完成形を迎えました。

 電動化が進む現在において、V8ツインターボエンジンを搭載したスーパーカーが持つ魅力は、これまで以上に特別なものになりつつあります。

 世界限定200台という希少性も相まって、788HSはオーナーだけでなく、多くのスーパーカーファンの記憶に長く残る特別なモデルとなるでしょう。

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Writer: くるまのニュース編集部

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