【新車約99万円!】“ジムニー級”地上高の「“ちいさい”SUV」どんなクルマ? 全長4m以下の“ライズ”サイズ! 1リッターターボ&5速MTもあるルノー「キガー」印国仕様とは

ルノーがインドで展開するコンパクトSUV「キガー」が2025年8月に改良新型へと進化しました。新ブランドアイデンティティを反映した大胆な顔つきと“約99万円”からという手頃な価格、はたしてその実力とはどのようなものでしょうか。

全長4m切りの手頃なコンパクトSUV

 フランスの自動車ブランド「ルノー」がインド市場などを中心に展開しているコンパクトSUVが「キガー(Kiger)」です。

 2021年に世界初公開されたキガーは、同市場で大反響を呼んでいるSUV「ダスター」の弟分にあたる、ルノーSUVラインナップの“末っ子”的存在です。2024年1月には一部改良が行われるなど、現在も着実な進化を続けています。

 基本骨格となるプラットフォームには、軽量な「CMFA+」を採用しています。今回の改良型は、ルノーのインド現地法人であるルノー・インディアが2025年8月24日(現地時間)に発売したもので、35項目以上におよぶデザイン・装備面の改良が施されています。

 最大のトピックはエクステリアの刷新です。新ブランドアイデンティティを反映したフロントフェイスを採用し、リデザインされた前後バンパー、新しいボンネット、LEDヘッドランプ、テールランプ、フォグランプ、16インチのダイヤモンドカットアルミホイールなどにより、従来よりも力強い印象に仕上げられています。また、新色として「オアシスイエロー」「シャドウグレー」の2色も追加されました。

 最低地上高は205mmで、軽自動車のスズキ「ジムニー」と同じ数値です。未舗装路や段差の多い道路でも余裕を持ちやすい地上高といえるでしょう。

 ボディサイズは、全長3991mm×全幅1750mm×全高1605mm、ホイールベースは2500mmです。全長4m未満に収まるサイズで、日本で人気のトヨタ「ライズ」やダイハツ「ロッキー」に近い全長の、取り回しに優れたコンパクトSUVといえます。

 インテリアも進化しました。新しいブラックとホワイトのツートン内装テーマがキャビンを明るく見せ、レザーレットの表皮が従来のファブリックシートより上質な雰囲気をプラスしています。

コンパクトなのに中は広々!アクティブに使える5人乗りSUVのルノー「キガー」
コンパクトなのに中は広々!アクティブに使える5人乗りSUVのルノー「キガー」

 装備面では、ワイヤレスのApple CarPlayとAndroid Autoに対応する8インチ相当のフローティングタッチスクリーン、約7インチのTFTクラスター、リアエアコン吹き出し口、ワイヤレス充電、6スピーカーのArkamys(アルカミス)サウンドシステムなどを設定します。

 さらに、オートヘッドランプやレインセンサーワイパー、マルチビューカメラ、ベンチレーション機能付きレザーレットフロントシートなども用意されます。

 安全面の進化も見逃せません。改良新型における最大のハイライトは、6つのエアバッグが全グレードに標準装備されたことで、安全面での重要な進歩となっています。

 そのほか、ABS(アンチロックブレーキシステム)とEBD、横滑り防止装置、トラクションコントロール、ヒルスタートアシスト、リアパーキングセンサー、タイヤ空気圧監視システム、ISOFIXチャイルドシートアンカーなどを備えています。
 パワートレインは2種類です。1リッター自然吸気エンジンは最高出力72ps/6250rpm、最大トルク96Nm/3400-3600rpmを発生し、5速MTまたは5速セミAT(Easy-R AMT)を組み合わせます。

 1リッターターボエンジンは最高出力100ps/5000rpmを発生し、5速MT仕様では最大トルク160Nm/2800-3600rpm、X-Tronic CVT仕様では最大トルク152Nm/2200-4400rpmとなります。駆動方式はいずれも前輪駆動です。

 CVTには独自のDステップ技術を採用し、一般的な「ラバーバンド効果」を抑えてエンジン回転数にステップ状の変化を導入することで、応答性を高め、急加速時に自然なギアシフト感覚を実現しています。

 燃費については、現地自動車媒体ではARAI公称値として、ターボMT仕様が20.38km/L、自然吸気MT仕様が19.83km/Lなどと紹介されています。

 気になる価格は、現地のショールーム価格で58万875ルピー(約99万円 ※2026年7月上旬時点)からと案内されています。

※ ※ ※

 ルノーのSUVラインナップにおけるエントリー寄りの存在として、キガーは全長4m未満の扱いやすいサイズと、手頃な価格を特徴としています。

 現在、キガーの日本市場への導入予定はアナウンスされていませんが、日本の狭い道でも扱いやすいサイズ感、力強いSUVデザイン、そして価格面のインパクトを考えれば、もし日本で発売されれば注目を集めそうな1台です。

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Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

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