トヨタ新型「“4WD”ミニバン」は“豪華装備”がスゴイ! リッター約22kmの“低燃費”も魅力! パワフルな「個性派デザイン」採用した最上級の“新型ヴォクシー”S-Z E-Fourに注目!
2026年4月の一部改良を経て、さらに進化したのがトヨタのミニバン「ヴォクシー」です。個性的なデザインと使い勝手の高さで根強い支持を集める同車ですが、現行ラインナップの頂点に君臨する最上級グレード「S-Z」は、どのような一台に仕上がっているのでしょうか。
「先鋭・独創」を体現するヴォクシー最上級グレード「S-Z」E-Four
2026年4月10日、トヨタのミニバン「ヴォクシー」一部改良が発表され、同年5月6日に発売しました。現行ラインナップで最も充実した仕様を誇る最上級グレード「S-Z」には、どのような特徴が備わっているのでしょうか。
ヴォクシーは、2001年に兄弟車の「ノア」とともに初代が登場したミドルサイズミニバンです。スライドドアによる優れた乗降性と広い室内空間を持ちながら、ノアとは一線を画す個性的なデザインで差別化を図り、独自のファン層を獲得してきました。
2007年に2代目、2014年に3代目へとモデルチェンジを重ね、日本のファミリーカー市場における人気モデルとしての地位を確立しています。
現行の4代目は2022年1月に発売されました。プラットフォームに「TNGAプラットフォーム(GA-C)」を採用し、高剛性・軽量ボディによって車高の高さを感じさせない上質な乗り心地と優れた操縦安定性を実現しています。
発売当初は2リッターガソリン車と1.8リッターハイブリッド車を設定し、駆動方式も2WD(FF)と電気式4WD「E-Four」をラインナップしていました。
ボディサイズは全長4695mm×全幅1730mm×全高1895mm、ホイールベースは2850mmです。室内は室内長2805mm×室内幅1470mm×室内高1405mmと、ファミリーユースに十分なゆとりのある空間を確保しています。
エクステリアには「先鋭・独創」をキーワードとしたデザインが採用されており、ラウンディッシュな薄型アッパー部と分厚くスクエアなロア部が組み合わさった独特なフロントグリルや、夜間でも存在感を放つ特徴的なランプ類が見どころです。
ノアの「堂々・王道」なスタイルとは対照的な、個性的な外観が多くのユーザーを惹きつけています。
室内の使い勝手にも工夫が随所に盛り込まれており、パワースライドドア装着車には”からくり”を活用してステップを自動展開・格納する「ユニバーサルステップ」を採用しました。ステップ高200mmを確保し、幅広いユーザーが乗降しやすい設計としています。
バックドアを任意の角度で保持できる「フリーストップバックドア」も世界初採用されました。

2026年4月の一部改良では、全車にプロジェクター式LEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)+LEDターンランプ+LEDクリアランスランプが標準装備となりました。
E-Four車には雪道や滑りやすい路面での安定走行を支援する「SNOW EXTRAモード」が標準設定され、電気式4輪駆動の性能をより幅広いシーンで発揮できるようになっています。
ボディカラーには「ニュートラルブラック」と「アーバンロック」の2色が新たに加わりました。また、この一部改良を機にガソリン車は廃止され、パワートレインは1.8リッターハイブリッド車のみの設定へ変更。駆動方式は2WD(FF)と電気式4WD「E-Four」を設定しています。
現行ヴォクシーのグレードはS-GとS-Zの2グレード構成です。ラインナップの中で最も高価なモデルがS-Z(E-Four)です。
このモデルはエクステリアに205/60R16タイヤと16×6Jアルミホイール(ミディアムグレーメタリック塗装)が組み合わされます。
またS-Zのみのメーカーオプションとして、オートレベリング機能とデイライト機能を加えた上位仕様のLEDヘッドランプが設定されており、夜間の視認性をさらに高めることも可能です。
インテリアは合成皮革+ファブリックのシート表皮を採用しており、S-Gの上級ファブリックに対して素材感のある上質な印象に仕上がっています。乗車定員は7名です。
計器盤には12.3インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが標準装備されており、S-Gの7.0インチと比べて情報の視認性が格段に向上しています。
オーディオシステムは10.5インチHDディスプレイを備えた「ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plus」を標準装備し、12スピーカーシステムが組み合わされます。
セカンドシートにはキャプテンシートを採用し、ストレート超ロングスライド(スライド量745mm)、リクライニング、シートヒーターを備えています。
折りたたみ式大型サイドテーブルにはカップホルダー4個と充電用USB端子(Type-C)2個が付属し、長距離移動での快適性にも十分な配慮がなされています。
駆動方式は電気式4WD「E-Four」を採用し、発進時や滑りやすい路面でのみ後輪モーターが作動するため、エネルギー伝達ロスが少なく駆動力を発揮します。WLTCモード燃費は21.8km/Lです。
先進安全装備は全車標準の「トヨタセーフティセンス」に加え、S-Zにはメーカーオプションとして「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」や「アドバンストパーク(リモート機能付)」を含む「トヨタチームメイト」が設定されており、より高度な運転支援機能を選べる点もS-Gとの大きな違いのひとつです。
S-Z(E-Four)の価格は438万200円(消費税込み)で、エントリグレード「S-G(2WD)」の375万1000円と比較するとその差は62万9200円になります。
ヴォクシーらしい独創的なデザインを頂点で体現しながら、室内の快適装備や先進安全機能を惜しみなく備えたS-Z E-Fourは、このクルマの持つ魅力をもっとも濃く体感できる一台といえるでしょう。
Writer: 本城庵
自動車分野を専門とするWebライター。軽オープンカー、輸入車、EV、バイクまで幅広い車種経験を活かした記事を執筆。運行管理者資格を保有し、交通事情や物流業界など専門性の高いテーマにも対応。


































