まさかの東名「1車線」化!? 右ルート“長期間閉鎖”も 9月から大井松田IC〜清水JCT間で半年超えの「大規模工事」実施へ 注意点は?
NEXCO中日本東京支社は、東名高速道路の大井松田ICから清水JCTの間において、2026年9月1日から2027年4月16日にかけて大規模なリニューアル工事を実施します。この工事に伴い、一部区間ではルート閉鎖や昼夜連続の車線規制が行われるため、深刻な渋滞が予測されています。迂回ルートを検討するなど十分な注意が必要です。
区間ごとに異なる交通規制を実施! 注意点や迂回ルートは?
NEXCO中日本東京支社は、東名高速道路の大井松田インターチェンジ(IC)から清水ジャンクション(JCT)までの区間において、2026年9月1日から2027年4月16日までリニューアル工事を実施すると発表しました。
なお、交通量が著しく増加する年末年始にあたる2026年12月24日から2027年1月6日までの期間については、工事に伴う交通規制が一時的に休止されます。
今回の長期にわたる工事の背景には、東名高速道路の深刻な老朽化があります。同路線は開通からすでに50年余りが経過しており、長年の通行による負荷が蓄積しています。
これまでも部分的な補修や補強が繰り返されてきましたが、橋の床部分にあたるコンクリート床版の下面にひび割れや剥離が生じたり、内部の鉄筋が腐食したりするなど、橋梁構造体の損傷が進行していることが確認されています。
そこで、高速道路ネットワークの機能を長期にわたり健全に保つための抜本的な対策として、耐久性の高い新しいコンクリート床版への取り替えや桁の補強工事などが行われることになりました。

今回のリニューアル工事では、区間ごとに異なる交通規制が行われます。
まず、神奈川県から静岡県にかけての大井松田ICから足柄スマートインターチェンジ(SIC)までの区間では、2026年9月24日から12月18日までの期間に交通規制が実施されます。
東京方面に向かう上り線では、渋滞が予測されない時間帯を狙って追越車線の規制が行われ、走行可能な車線が2車線に減少します。
一方、名古屋方面に向かう下り線では昼夜連続で右ルートが閉鎖され、本来は片側4車線ある区間を2車線として運用することになります。
続いて、静岡県内の富士川SICから清水JCTまでの区間では、2026年9月1日から12月23日までと、年明けの2027年1月6日から4月16日までの二つの期間に分けて工事が行われます。
この区間では上下線ともに昼夜連続での1車線規制が実施されるため、通行可能な車線が著しく制限されます。さらに、全車線にわたる短時間の作業や本線を横断する作業を安全に行うため、管理車両が全車線に並んで時速10kmから20km程度で走る低速走行規制が実施される場合もあります。
これにより一時的な渋滞が発生する可能性があるため、後続車へのハザードランプでの合図や車間距離の確保など、追突事故防止に向けた配慮がドライバーには求められます。

こうした大規模な車線規制やルート閉鎖に伴い、工事期間中は激しい渋滞の発生が予測されています。そのためNEXCO中日本では、利用客に対して積極的な迂回ルートの活用や出発時間の変更、あるいは公共交通機関の利用を強く呼びかけています。
大井松田ICから足柄SIC間の工事においては、小田原厚木道路や東富士五湖道路を利用した迂回が推奨されています。
また、富士川SICから清水JCT間の工事においては、並行して走る新東名高速道路などへの迂回が有効です。
ただし、中央自動車道や国道1号など一部の迂回路でも、曜日や時間帯、あるいは別の工事などによって混雑が発生する可能性があるため、ゆとりを持った走行計画が必要となります。
迂回に協力した利用者の負担を軽減するため、ETC車限定で通行料金の調整措置も用意されています。
工事期間中に所定の迂回ルートを走行し、指定されたICを利用した結果、高速道路を直通利用した場合よりも通行料金が高くなってしまった際には、直通利用時と同額になるように料金が自動的に調整されます。
この制度を利用するための事前登録は不要ですが、乗り継ぎ時間に制限が設けられている場合があるため、利用の際にはあらかじめ詳細を確認しておくことが大切です。
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私たちの生活や物流を支える大動脈である東名高速道路ですが、半世紀という時間の経過とともに施設へのダメージは避けられない状況となっています。
長期間にわたる渋滞や迂回といった不便を強いられることになりますが、安全かつ安心して利用できる高速道路を維持するためには、避けては通れない重要な工事です。
出かける際には、渋滞に巻き込まれることを防ぐためにも、事前に検索サイトで「東名工事」と入力して特設サイトを確認したり、道路交通情報センターが提供する最新の情報をチェックしたりすることが推奨されています。
Writer: くるまのニュース編集部
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