【約27年ぶり名車再来】新「“2ドア”スポーツカー」が凄い! 「“480馬力”のV8NAエンジン」×6速MT搭載! “パかッと開く”ライト&豪華内装のレトロデザイン採用! フェラーリF355カスタム「355 by エヴォリュート」英国仕様に注目!
1999年に生産を終了したフェラーリ「F355」を現代技術で再構築した「355 by エヴォリュート」が注目を集めています。世界限定55台で生産されるこのレストモッドモデルは、高回転自然吸気V8エンジンや6速MTを採用し、F355の魅力を現代に蘇らせた1台です。
往年の名車が現代技術で蘇る
近年、自動車業界では電動化や先進運転支援技術の進化が大きな話題となっています。しかしその一方で、ドライバー自身がクルマを操る楽しさを重視する愛好家たちの間では、往年の名車を現代技術で再構築する「レストモッド」への関心が高まっています。
そんな中、1999年に生産を終了したフェラーリ「F355」を現代的に再構築した1台が注目を集めています。
それが、イギリスのエヴォリュート・アウトモビリ社が開発した「355 by エヴォリュート」です。
F355は、美しいボディラインと官能的なV8サウンドで多くのファンを魅了したモデルとして知られています。
現在でもフェラーリを代表する名車のひとつとして高い人気を誇り、中古車市場でも根強い支持を集めています。

そのF355を現代的に再解釈したのが355 by エヴォリュートです。2024年7月の初公開時には大きな反響を呼びました。
単なるレストアやカスタムカーではなく、オリジナルの魅力を残しながら性能や信頼性を大幅に向上させているのが特徴です。
その完成度を証明するため、開発チームは徹底したテストプログラムを実施してきました。
最終生産仕様のプロトタイプは5000マイル(約8046km)のサーキット走行試験を完了。さらにエンジン単体では1万マイル(約1万6093km)の耐久テストを実施し、高回転型自然吸気エンジンとしての信頼性を検証してきました。
加えて、最終的には2万マイル(約3万2186km)の耐久試験も行われており、こうした膨大なテストデータは同社が設定する2年間または2万マイルの保証を支える根拠となっています。
生産台数は世界限定55台です。第1号車は2026年3月から製作開始され、2026年第4四半期には最初の顧客への納車が予定されています。
開発コンセプトとして掲げられているのは「Peak Analogue(アナログの頂点)」です。デジタル化が進む現代だからこそ、人と機械が直接対話するような純粋なドライビング体験を追求しています。
搭載される自然吸気V8エンジンには大幅な改良が施されました。3.5リッター仕様は最高出力420psを発揮し、8500rpmまで鋭く吹け上がります。
さらに上位モデルとして用意される3.7リッター仕様では480psを発生し、9000rpmまで回転する高性能ユニットとなっています。
シャシも全面的に見直されており、フロントは77mm、リアは66mmトレッドを拡大。モータースポーツ分野で実績を持つR53社製の専用3ウェイ調整式ダンパーを採用し、コーナリング性能の向上を図っています。
また、カーボンフュージョン技術を活用することでボディのねじり剛性を23%向上。これによりサスペンション性能を最大限に引き出し、より正確で安定したハンドリングを実現しています。
ステアリングにも改良が加えられ、ロック・トゥ・ロックは従来の3.25回転から2.0回転へ短縮されました。
これによりドライバーの操作に対する反応がよりダイレクトになり、スポーツカーらしい俊敏な操縦感覚を実現しています。
さらに6速MTにも専用チューニングを施し、シフトチェンジのたびに機械を操る楽しさを味わえるように仕上げられています。
快適性や信頼性にも抜かりはありません。電装系の約90%は新設計のワイヤーハーネスへ刷新され、最新のHVACシステムも採用。
クラシックな雰囲気を維持しながら、現代のクルマとして求められる使いやすさも確保しています。
デザインを担当したのは、フォード「RS200」や日産「R390」、アストンマーティン「V12ヴァンキッシュ」、ジャガー「Fタイプ」などを手掛けたイアン・カラム氏率いるチームです。
オリジナルF355の美しいプロポーションを尊重しながら、より力強く洗練されたスタイルへと進化させました。
ボディパネルにはカーボンファイバーを採用し、目標重量は1250kgに設定されています。
インテリアにも大型ディスプレイを多用せず、アナログメーターや削り出しの金属パーツを採用することで、時代に左右されない機械的な魅力を表現しています。
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電動化が加速する現在だからこそ、高回転自然吸気V8エンジンと6速MTを組み合わせた355 by エヴォリュートの存在は特別な意味を持ちます。
約27年ぶりに現代へ蘇るF355は、往年の名車への敬意と最新技術を融合させた、まさに“アナログスポーツカーの理想形”と呼べる1台といえそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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