トヨタ新型「ヴェルファイア」発売に問い合わせ急増! 新色&ブロンズ加飾で高級感アップ! アルファードに無い2.4Lターボも用意する「最新ミニバン」販売店の状況は?
トヨタの高級ミニバン「ヴェルファイア」の一部改良モデルが発売されました。トヨタの販売店では問い合わせが増加しているようですが、どのような状況なのでしょうか。
新型「ヴェルファイア」発売に問い合わせ急増!
2008年の誕生以来、ファミリー層を中心に支持されてきたトヨタ「ヴェルファイア」は、日本を代表する高級ミニバンとしての地位を築いています。
2023年に登場した現行モデル(3代目)は、ミニバン向けに最適化された最新プラットフォームを採用し、ゆとりあるボディで広い室内空間を確保。高い車両剛性や優れたサスペンションにより、高級セダンに匹敵する快適な乗り心地と操縦安定性を実現しました。
躍動感のある外観や充実したおもてなし装備、先進の安全性能も特徴のヴェルファイアですが、2026年6月3日に、兄弟車である「アルファード」とともに一部改良を受けました。
今回の一部改良では、ボディカラーが従来の「ブラック」から新色の「ニュートラルブラック」に変更。さらに、最上級グレード「Executive Lounge」のインテリアは、従来の「シルバースパッタリング」加飾から「ブロンズスパッタリング」へと変わり、華やかさを演出しています。

パワートレインのラインナップは、プラグインハイブリッド(PHEV)、ハイブリッド(HEV)、純ガソリン車の3種類を用意。
具体的には、2.5リッター直列4気筒エンジンと前後モーターを搭載するPHEVの「Executive Lounge(6人乗り)」、同じく2.5リッターガソリンエンジンを積むハイブリッドの「Executive Lounge(7人乗り)」と「Z Premier(7人乗り)」。
そして純ガソリン車として、アルファードには設定されていない2.4リッターガソリンターボの「Z Premier(7人乗り)」という構成です。
駆動方式は、ハイブリッド車とターボ車のそれぞれに2WDと4WD(ハイブリッドはE-Four)が設定されています。
なお、アルファードに設定されているPHEVの「Z」グレードや、ハイブリッドの「G」グレード(7人乗り/8人乗り仕様など)は、ヴェルファイアにはありません。
新しくなったヴェルファイアについて関東地方にあるトヨタ販売店で話をうかがうと、アルファードと同様に、「今回の一部改良が決まる前から、本当にたくさんのお問い合わせをいただいていました」とのこと。
街中でも頻繁に見かけるようになった現行ヴェルファイアですが、「正直なところ、需要に対して供給がまったく追いついていないのが現場の実感です」だそう。
お客様からは「ようやく買えるチャンスが巡ってきた!」と、待ち望んでいた声が多く聞かれたといいます。
ただし、問い合わせの件数自体はアルファードのほうが多い模様。これは実際の数字にも表れており、日本自動車販売協会連合会調べによる「乗用車ブランド通称名別順位(2026年5月分)」では、アルファードの6454台に対し、ヴェルファイアは1974台にとどまります。
興味深いのは、アルファードとヴェルファイアの顧客層の違いです。
「アルファードは先代からの乗り替えはもちろん、ランドクルーザーやノア、ヴォクシーなど、他のトヨタ車からステップアップされる方も一定数いらっしゃいます。その一方で、ヴェルファイアは『ヴェルファイアから新型ヴェルファイアへ』という方の比率が圧倒的に高いんです」という話でした。
つまり、ヴェルファイアを何代も乗り継いでいる熱心なファンが多い傾向にあるようです。そのほか、「先代アルファードに乗られていた方が、今回は現行ヴェルファイアに買い替えるというケースも少数ですがありますよ」とのことでした。
また、ヴェルファイアならではの傾向として、「ハイブリッド車が受注の中心を占めつつも、アルファードにはない『2.4リッターガソリンターボ』への期待の声が根強いです。実際にターボの走りを指名して購入される歴代オーナー様もいらっしゃいました」とのこと。
アルファードのようにハイブリッドに人気が集中しているわけではないようですが、「ハイブリッドの生産枠はガソリンターボよりも少ないため、どうしても納期の長期化が起きてしまっています」といい、「プラグインハイブリッドの枠は、ハイブリッド車よりもさらに絞られています」と説明しています。
ヴェルファイアの納期については、「ハイブリッド車は場合によっては6か月以上、プラグインハイブリッドはそれ以上お待たせしてしまう状況です。ただ、ガソリンターボであれば3~5か月程度でお届けできる模様です」とのこと。
パワートレインの違いだけでなく、ボディカラーやグレードによる納期待ちの差ももちろん出ているようです。
Writer: 塚田 勝弘
中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。







































