タミヤはヤマハ「YZF-R1M」を模型化するため何を削り、何を残したのか?
タミヤは「1/12オートバイシリーズ NO.133 ヤマハ YZF-R1M」の発売を記念したトークイベントを9月27日に開催。普段目にすることのできない貴重な資料を交えて製作秘話が語られました。
ヤマハ挑戦の軌跡を自らプラモデルを作ることで共有したい
タミヤは東京、新橋のオフィシャルショップ「タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店」にて、「1/12オートバイシリーズ NO.133 ヤマハ YZF-R1M」発売記念トークイベントを9月27日に開催しました。イベントでは普段目にすることのできない貴重な資料を交え「YZF-R1M」のプラモデル化にあたっての製作秘話が語られたので、その模様をレポートします。
「YZF-R1M」の原点でもある「YZF-R1」は発売から20年の歴史を誇るスーパースポーツモデルです。1998年の初代「4XV型」から改良が重ねられ、2015年に発売された8代目はターゲットシーンを一般公道である「ワインディング」から「サーキット」に変更。「High tech armed Pure Sport(ハイテクで武装したピュアスポーツ)」をコンセプトに、クラスナンバーワンの出力、クラス最軽量のボディを目指し開発されました。
ヤマハの「YZF-R1」開発責任者・平野啓典さんは、「ヤマハ挑戦の結晶が『YZF-R1M』。プラモデルを作るときに(実車の)設計者の想いを感じ取りながら組み立ててもらえると嬉しい」と述べています。
また「モーターサイクルだけじゃ伝えられないものを、プラモデルが広げていってくれる。自分もぜひ作ってみたいですね」と語るのは、株式会社GKダイナミックスの「YZF-R1」デザイナー・坂田功さん。
モータサイクルファンから絶大な支持を集める「YZF-R1M」ですが、ファンが熱く思い焦がれているだけに生半可な出来では満足してくれません。では、タミヤは実車をどのようにプラモデル化しているのでしょうか。