全長4.8m級の“レクサスRX”サイズ! 新型「“5人乗り”高級SUV」発表! 顔面刷新で“シャークノーズ”採用! 390馬力「V6」エンジン搭載のマセラティ「グレカーレ」伊国で登場
マセラティは2026年6月、高級SUV「グレカーレ」の大幅改良モデルをイタリアで発表しました。390psの新V6ターボから550psのフル電動仕様までを一挙にラインナップし、名門の100周年を飾るにふさわしい新世代ラグジュアリーSUVへと進化しています。
マセラティは2026年6月18日(現地時間)、新型「グレカーレ(Grecale)」をイタリアで発表しました。
今回の大幅刷新は、ブランドの象徴であるトライデント(三叉の鉾)のロゴ誕生100周年の節目に行われたものです。
マセラティは、高級セグメントでのブランドのポジションを強化する戦略的アップデートと位置づけています。
グレカーレは、マセラティが2022年4月に発表し、2023年から販売してきたDセグメントの高級SUVで、ブランドに新たなカテゴリーを切りひらきました。車名は地中海に吹く北東の強風に由来します。
ボディサイズは、全長4873mm×全幅1947mm×全高1687mm、ホイールベースは2901mm(ベースモデル値)。国産車でいえばレクサス「RX」(全長4890mm×全幅1920mm×全高1700mm)に極めて近いサイズ感の5人乗りSUVとなっています。
日常の使い勝手とマセラティならではの特別さを両立し、クラス最高水準とうたう室内空間や快適性、スポーティな性格を兼ね備えています。
V6仕様では、F1由来のプリチャンバー技術を持つV型6気筒ターボを搭載し、177ps/リッターという同カテゴリー最高水準の比出力をうたいます。

今回の改良では、内燃機関、ハイブリッド、フル電動という3種類のパワートレインがそろえられました。V6では、ネットゥーノ由来の3リッターV6ツインターボを用いた390ps版が新たに加わっています。
ラインナップは、「グレカーレ」「モデナ」「グレカーレ V6」「モデナ V6」「トロフェオ V6」「フォルゴーレ」の6種類です。
エクステリアで最も目を引くのが、刷新されたフロントまわりです。フロントバンパーは、スーパースポーツ「MCPURA(エムシー ピュラ)」と共通する、より強調された“シャークノーズ”アーキテクチャを採用しました。
この新しいフロントのデザイン言語は、トラック専用モデル「MCXtrema(エムシー エクストレーマ)」で試みたもので、「GT2 Stradale(ジーティーツー ストラダーレ)」で市販車へ展開。MCPURAで洗練された後、今回グレカーレにも適用されました。
ホイールは、20インチの「アステリア(Asteria)」と21インチの「クロノ(Crono)」を新設定。カスタマイズプログラム「フォーリセリエ」の新色として、マットからグロスへと質感が変化する特殊なグレー「グリージョ ラミエラ シャイニー」が加わりました。
インテリアでは、八角形のジオメトリーと6時方向のスポークを持つ新デザインのステアリングホイールを採用。トロフェオには穴あきレザーまたはアルカンターラ仕様が標準です。
さらに、ミネラルクリスタルのダイヤルとメタルベゼルを組み合わせた新しいデジタルクロックも採用しています。PRNDセレクターも刷新され、静電容量式のハプティック技術や金属製ボタン、内蔵バックライトを採用しました。
装備面では、エアサスペンションや12.3インチのウルトラHDディスプレイを備えたMIAシステム、再設定可能なヘッドアップディスプレイなどを採用します。
オーディオは、イタリアのソナス ファベール(Sonus faber)製で、最大21スピーカー/1285Wを備え、EISAアワードを受賞しています。
走行面では、ステアリングホイールのドライブモードセレクターによりGT、オフロード、スポーツ、コルサ(トロフェオ専用)の4モードを選択できます。フル電動のフォルゴーレには、これらに加えて航続距離重視の「マックスレンジ」モードが用意されます。
パワートレインは、グレカーレ V6とモデナ V6に搭載される390psのガソリンV6、トロフェオ V6には530ps版を設定します。トロフェオ V6は0-100km/h加速3.8秒、最高速285km/hを実現します。
くわえて、グレカーレに250/300ps、モデナに330psの4気筒マイルドハイブリッドを用意します。
そしてEV(電気自動車)のフォルゴーレには、400Vのフル電動システムを採用し、550psを発揮します。最大航続距離580kmは前世代のMY26から引き継ぎ、新たな「エアグリルシャッター(AGS)」や空力改良、より効率的なタイヤなどにより、20インチで9km、21インチで最大53kmの航続向上を実現したとしています。
マセラティによると、ラミネートガラスや専用のサウンドデザインなどにより、ハンドリングと走行・音響面の快適性を高めているとしています。
また、新型グレカーレには、LWG認証を受けたサプライヤー由来のレザーが用いられ、純正アクセサリーも各モデルに合わせて展開されます。
価格は公表されていません。発売時期については、マセラティが今後、国際市場での商業展開を進めると説明しています。
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新型グレカーレは、シャークノーズを強調したフロントまわりや、新たな390psのV6、550psのフォルゴーレを採用し、トライデントロゴ誕生100周年の節目に登場しました。内燃機関、ハイブリッド、フル電動をそろえた新世代の高級SUVとして、国際市場で展開されていきます。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。






































