原付二種のリアフェンダーにある「謎の三角マーク」の正体とは? 剥がしたら違反になる? メーカーが自主的に付け始めた意外な理由

原付二種カテゴリーは、維持費の安さやラインナップの豊富さ、街中での扱いやすさなどから多くの支持を集めています。そして2026年6月上旬現在、ヤマハは原付二種スクーターとして計7車種を展開していますが、なかでも人気を集めているのはどのモデルなのでしょうか。

輸入モデルには付いていないものも

 原付バイクは、50cc以下(電動バイクの場合は定格出力0.6kW以下)の原付一種と51ccから125cc以下(電動バイクの場合は定格出力0.6kW超〜1.0kW以下)の原付二種に分類されます。

 この二つは排気量だけでなく、適用される交通ルールにも大きな違いがあります。

 例えば、原付一種の法定速度は30km/hに制限され、指定された交差点では二段階右折を行う必要がありますが、原付二種にはこれらの制約がありません。

 しかし、バイクの大きさだけでは両者の判別が難しいこともあります。スズキの「アドレス」のように、同じ車名で50ccと125ccのモデルが存在する場合(現在50ccモデルは生産終了)、外観だけで排気量を見分けるのは困難です。

 このような見た目での判別のしにくさを解消するため、一部の原付二種には識別のためのマークが付けられています。それが、リアフェンダー部分に見られる三角マークです。

 このマークは、いわば原付一種と原付二種を外観で区別するための目印です。

 かつて、バイクのナンバープレートが排気量を問わず全て白色だった時代には、原付二種が60km/hで走行していると、速度超過の原付一種と誤解されて警察に停止を求められるケースがあったようです。こうした背景から警察の要望を受け、メーカーが自主的に三角マークを表示するようになったと伝えられています。

原付二種モデルのリアフェンダーに備えられた「三角マーク」
原付二種モデルのリアフェンダーに備えられた「三角マーク」

 では、この三角マークは剥がしても法的に問題ないのでしょうか。

 このマークは法律で表示が義務付けられているものではなく、メーカーが自主的に付けているものなので、剥がしても問題はありません。実際に、海外からの輸入モデルの中には、最初からこのマークが付いていない車両もあります。

 マークを剥がすことによるデメリットとして、警察に誤認される可能性が考えられますが、現代ではナンバープレートの色で排気量の識別が可能なため、その心配はほとんどないと言えるでしょう。

 また、後方の三角マークだけでなく、フロントフェンダーにU字上のマークが付けられているモデルもあります。これも同様に、原付一種と二種を識別しやすくするためのものです。

 ナンバーで識別できる現在、三角マークは剥がしても特に支障はなさそうですが、前方からでも原付二種であることを示せるフロントのU字マークは、そのまま付けておいた方が便利かもしれません。

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Writer: くるまのニュース編集部

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