これであなたもレクサス通! 「レクサス」アルファベット車名の由来とは
世界に先駆けてデジタルアウターミラー(サイドミラーレス)を採用した高級セダン「ES」の発表や、ラグジュアリー・ヨット「LY650」の公開などで話題をさらっている「レクサス」ですが、近年ではそのモデル数も11車種まで拡充されています。
レクサス車名の由来“Fスポーツ”の“F”は何を意味する?
1989年に、主に北米の高級車マーケットへ向けたブランドとしてトヨタが設立した「レクサス」は、2003年から国内市場でも販売・展開することでその知名度を高めてきました。
2018年現在では最も高額な「LC」を筆頭に、11種類のモデルがラインナップされていますが、車種や仕様の追加によって排気量やモデル名が分かりづらくなっているのも事実です。
基本的にレクサスの車両では、由来となる英語表記の頭文字であるアルファベット2文字とエンジン排気量、または社内測定値による同等のパワーを発揮するエンジンの排気量を表す3桁数字、ハイブリッドを意味する「h」やスポーツ色を強めた「F」が続きます。
そのため、「IS300h」や「IS300」などにみられるように、本来は3リッターの自然吸気エンジンを搭載するモデルで使用される「300」が、排気量の小さいモデルでも使用されるケースもあります。
また、例外としてレクサス・レーシングのホームコースである“富士スピードウェイ”の頭文字から取られた「F」モデル(F SPORTS仕様を除く)では、排気量の記載がなく、アルファベット2文字の車名の後にそのまま「F」が続きます。
ここでは、2018年モデルを対象に車名の由来や、英数字の後に続く数字の意味について改めて振り返ってみました。
●セダンモデル
・IS
「Intelligent Sports Sedan」(インテリジェント・スポーツセダン)の略である「IS」は、2005年9月28日に初代モデルが登場しています。ラインナップはV型6気筒3.5リッターエンジンの「IS350」、直列4気筒2.5リッターエンジン+ハイブリッドシステムの「IS300h」、直列4気筒 2リッターターボエンジンの「IS300」の3車種がラインナップされています。
・GS
「Grand Sedan」(グランド・セダン)の略である「GS」は2005年8月30日に初代が登場。V型6気筒3.5リッターエンジン搭載の「GS350」やそこにハイブリッドを組み合わせた「GS450h」、直列4気筒2.5リッターエンジン+ハイブリッドシステムの「GS300h」、直列4気筒 2リッターターボエンジンの「GS300」の4車種が用意されています。
・LS
「Luxury Sedan」(ラグジュアリー・セダン)の略である「LS」は、2006年9月16日の登場とセダンの中では、一番の後発モデルでありフラッグシップとなる存在です。この「LS」には、V型6気筒3.5リッターエンジンとより優れたレスポンスとダイレクトな加速を可能にする「マルチステージハイブリッドシステム」搭載の「LS500h」と、V型6気筒3.5リッターターボエンジン「LS500」の2車種が存在しています。
・GS F
「Grand Sedan」(グランド・セダン)のハイパフォーマンス版となる「GS F」は、V型8気筒5リッターエンジンを搭載するスポーティーな一台です。「F」モデルらしく、富士スピードウェイをはじめとする世界のサーキットや道で鍛え抜かれた走りと「操る楽しさ」が両立されています。
●クーペモデル
・RC
「Radical Coupe」(ラジカル・クーペ)の略となる「RC」は、先鋭な美意識と、走る愉しさを追求したモデルです。ラインナップは「IS」と同様にV型6気筒3.5リッターエンジン搭載の「RS350」、直列4気筒2.5リッターエンジン+ハイブリッドシステムの「RS300h」、直列4気筒 2リッターターボエンジンの「RS300」の3車種がラインナップされています
・RC F
「GS F」と同様に、V型8気筒5リッターエンジンを搭載するこのモデルは、レクサスらしい高級感と美しいボディライン、高い走行性を併せ持つ車種です。「F」モデルならではの「操る愉しさ」も探求されています。
・LC
「Luxury Coupe」(ラグジュアリー・クーペ)の略である「LC」は、レクサス技能認定を受けた「レクサス匠認定者」しか立つことが許されない専用ラインで生産されています。このモデルでは「LS」同様、V型6気筒3.5リッターエンジンに「マルチステージハイブリッドシステム」を搭載した「LC500h」と、V型6気筒3.5リッターターボエンジンの「LC500」の2車種があります。